今年の稲作-2011-1





 年末年始は西日本で大雪の予報が出て、覚悟をしてシートハウスに支柱を立てましたが、幸い30pほどの雪で大した被害もなく、無事に新年を迎えました。昨年の反省を踏まえて、今年こそ自分で納得のいく稲作をしてみたいと、密かに策を練っています。とはいえ、全ては天候次第。どんな天候になっても負けないような、そんな米作りが理想なのですが。
 7/2(土) 苗代地の田植え
 1日の夕方苗代跡地を代掻きし、一晩置いただけで2日の昼前に田植えをしました。苗代跡地の田植えは毎年そうですが、田面の高低差が気になっていながら時間が無くてなかなか直せない上に、泥はトロトロでしかも床土はガタガタ。道路際なので出来るだけ真っ直ぐに植えたいのですが、我が家の田は石も多くて結構難しいのです。苗が残ったら、麦跡に植えた田が調子良くないので植え替えたいと言う農家があり、先日の71枚に続いて残った20枚も貰って頂きました。お陰でせっかく作った苗を無駄に捨てる事も無く、佐千夫は苗も喜んでいるやろうと言っています。実は捨てに行く手間も省けて大助かりなのです。




 7/1(金) 苗代仕舞い
  ようやく家の回りの田にコシヒカリを植え終わったので、苗代仕舞いを始めました。70枚残っている苗を全部苗ラックにあげて一時保管し、苗床と中畦をトラクターで崩してから培養資材を散布。水を入れるのにかなり時間が掛かるので、玄関先にある隣家の田を先に植え、更に4畝ほどの別の田を代掻きし、苗代地に肥料を撒いて代掻きをしたら既に夕方でした。一晩置いて泥が落ち着くのを待って、上手くいけば明日田植えが出来るかと思います。



















 6/29(水) 山田錦の田植
   神明講の田を植えてから山田錦を植えました。山田錦の苗は150枚作ったのですが、思ったよりも苗立ちが悪く、その上長く伸びて軟らかくて、結局最後に外周を植えるまで苗を始末しながらの田植えで、ギリギリでも無事終わって良かったと安堵しています。鋤き込んだレンゲが早くも発酵してにおいを出し始めていますので、これからの管理の腕を問われそうです。
  最後に植える予定のコシヒカリも、残ったらお渡しする約束なのですが、麦跡に田植えをしたら発酵して、苗が段々と枯れて来たと電話があり、今日現在で残っていた苗71枚を全部、持って帰られた農家が有りました。こんな事なら先に処分したコシヒカリも、残しておけば良かったのですが。
  ようやく伊勢神宮の神明講の田を植えました。左手は不法に造成された宅造地で側溝もなく、降った雨は田に流れ込んできます。それが原因で左側は湿気てぬかるむくせに、実は水路からはまともに水が入らないという、非常に作りにくい田なのです。今年は田の上に張り出していた木も切り倒したので、頑張って水管理をして良い田にしたいと思っています。秋に収穫が済んだら新米を持って、お伊勢詣りをしたいですね。




  真ん中の全部無くなった岸は山田錦。苗ラックを道路際に置いて苗を詰め、満杯になったらフォークリフトで軽トラに詰んで田植えに出掛けます。

  残った苗を持って帰って頂いて、我が家で処分する余り苗は殆ど無くなりました。有り難いですね。佐千夫は、捨てられる運命の苗が使って貰えて、苗も喜んでいるやろうと言っています。

  梅雨が明けたのかとさえ思われる様な強い日差しで、私は田植機に乗っていたのでまだましでしたが、軽トラから苗を供給してくれた佐千夫は、死ぬほど暑かったそうです。左手の2反3畝は午前中に植え、右手の3反2畝は午後少し遅めに植え始めて、夕方6時前に終了。準備した150枚の苗を殆ど使い切って、ピッタリでした。

 6/28(火) 梅雨明けした?
   梅雨が明けた様に日差しが強くなりましたが、昨日はまだ時折時雨れてその度にカッパを着込んで代掻き。蒸し暑くてまるでサウナスーツを着ている様でした。今朝はすっかり晴れ上がり、久々に稲の写真を撮って回りましたが、13日に植えたコシヒカリの水を見に行って、カモが泳いでいるのを見つけました。昨年は山田錦の田で苗を食べられたので、良いことばかりでは無いのですが。
  この写真の左手に、減反の田一枚を挟んで地主さんの家があります。何年か前には苗が上手く育たなくて、田植え当初は酷い田面になり、非常に恥ずかしい思いをしたことがありました。今年は大丈夫。隅々まで手直しして…とはいきませんが、良い田になってきました。





  道路際の水面が大きく動いたので、一瞬亀かな?と思ったのですが、それにしては動きが速くて直ぐにカモと分かりました。車を止める間にもどんどん泳いで行って仕舞って、こんな写真しか撮れませんでした。





 6/27(月) 滋賀羽二重糯
  昨日とは逆で、滋賀羽二重糯を植える予定の田へ行くと、朝5時過ぎに水を落としておいたのに、まだまだ満水状態でとても田植えが出来そうになくて、山田錦の田の代掻きを午前中にやり、午後から滋賀羽二重糯を植えました。少し時間が余ったので、苗代仕舞いの準備を始めました。長年百姓をしていてもこんな事は初めてで、昨年より約半月早いペースです。
  代掻きをする時の水加減は非常に微妙で、特に今回の様にレンゲの残渣が大量にある場合には、水が深すぎてもレンゲを埋め込む事が出来ず、この位が最適なのです。これだと多分、田植えも上手く出来るでしょう。








  佐千夫が洗車している後ろは、5/15にレンゲが満開になっていた田。左手奥の田は同級生が作っていて、何年かに一度失敗するとこぼしながら、夫婦で草取りをしていました。今日で3日目かな。

  一番左の岸は、苗代地など我が家の周辺に植えるコシヒカリ。左から2岸目は山田錦です。半分残っている3番目の岸の苗は、神明講の田・1反にに植えると、後は全部余る予定です。

 6/26(日) 代掻きの色々
  滋賀羽二重糯を植える予定の田へ代掻きに行くと、思ったほど水が入って無くて時間待ち。その間に高低差の有る部分を修正するために、ドライブハローで泥を引っ張りました。毎年気になっているのですが、つい時間が無くてそのまま植えていました。かなり引いた積もりですが、均して見るとこれでも不十分なので、来年以降にまた時間を見て引っ張る積もりです。
  山田錦を植える田は、片方を細土し片方を代掻きしました。細土した方は水が入り次第に代掻きをし、一緒に田植えをする予定です。此処が植わると、もう田植え終了も間近です。















 6/23(木) レンゲの後始末
   昨年秋に荒起こしが出来なかったお陰で、あちこちの田にレンゲの花が咲きました。来年も同じように、レンゲの花を咲かせてから田の中に鋤き込むためには、ちょっとした工夫が要るようです。
 花盛りは5月中旬ですが、5月末には種が載ると思われますので、その後一度荒起こしをしてからしばらく放置。レンゲの茎がパシパシに乾くのを待ってもう一度田を起こせば、レンゲの茎が細かくなって、比較的綺麗に地均しが出来ると思われます。








  右側の田が今日トラクターで2度目の細土をした状態。左側の田は今日レンゲの茎だらけの状態を起こしたので、しばらく待って細土する予定です。

 6/17(金) 3回目の田植え
  前回の田植えで、2反3畝の環境こだわり農産物生産圃場に54枚使ったので、2岸目のコシヒカリの苗が91箱残っていました。田植機から下ろした半端も入れると、使える苗は93〜4枚。これだと圃場整備の済んだ3反2畝の田に植えられると踏んで、今朝からこの田に田植えをしました。幸い雨は夜半には上がり、気温もさほど上がらず上々の田植え日和。佐千夫が軽トラから苗を供給してくれるので、2カ所の凸凹した角の有る変形した田なのですが、2時間丁度で植え終わりました。










 6/13(月) 2回目の田植え
  代掻きの時に水が回ら無かった都合で、毎年と田植えの順番が変わって仕舞いました。そのため初回の田植えで4反歩を植えて苗が45枚残りました。これだけ有れば上手くいけば2反弱の田が植えられます。昨年までのデータを見直し、昨日急遽予定外の田を代掻きして今日午後から植えました。苗はほぼピッタリで無事植え終わったのですが、この田から我が家まではわずか250m程の距離なのに、田植機を水で洗ってからでないと道路を汚すので帰れないのです。
  写真でいえば、左側の1反2畝を最初に作った苗で、右側の2反3畝を2回目に作った苗で植えました。田植え自体は両方とも予定通りに終わったのですが、この2枚は滋賀県の「環境こだわり農産物生産圃場」。明日その点検が農業改良普及所の担当者に依って行われます。どうしても稲が植わった状態で見て貰いたかったので、変則的な田植えになってしまいました。

代掻き後、田植え前


田植え後







作った苗が100%田植えに使えるのは初めてです。

 6/10(金) 今年の初田植え
  昨年は最初の田植えが14日だったので、今年は少し早めて10日頃から植えられたらと考えて、準備を進めていました。11・12日はかなり酷く雨が降るとの予報で、本当なら代掻きから中一日あけても良かったのですが、朝から3枚で4反を植え昼から更に1反植えて、後は2枚で3反を代掻き。
  市街地での米作りではトラクターも田植機も、移動の際にどうしても集落内の道路を使いますので、極力道路を汚さないように気を遣います。水田地帯の真ん中だとエンジンポンプで足回りを洗ったり、水路が無い時は地主さんの家の側だと水道を貸していただいたりして、田植えと変わらないほど時間を取られますが、仕方有りません。










 6/9(木) 田植えの準備
  予定通り明日10日には田植えが始められそうです。苗の伸び具合と天気次第ですが、昨年より少し遅れてスタートしたのに、何とか我が家の苗で無事に田植えが出来る所まで来ました。昨日夕方荒代掻きをしておいた田4枚で5反を、今朝から仕上げの代掻き。同じ地主さんからお預かりしている2枚で3反は、今日夕方から荒代掻きをしておきました。夕方佐千夫に手伝って貰って、苗を苗ラックに積み込んだのですが、苗床の端から順に残らず全部積み込んだのは初めて。全く失敗した苗が無くて100%使えるのは、非常に気持ちの良いものです。

水加減は難しいですね。左はまあまあ、右は多過ぎです。


荒代掻きをしておいて、土・日の雨が抜けたら改めて仕上げる予定です。



5月7日播種した最初の岸

5月14に播種した2岸目

20日に播種した3岸目

31日に播種した4岸目


明日の田植えに備えて、苗を積み込みました。



 6/6(月) 「にこまる」を田植え
  「にこまる」という品種が気になって、昨年秋にようやく10sだけ種籾を入手しました。何処の食味コンテストでも上位に来るうえ、猛暑の夏にも品質の低下が少ないというので、一度自分で作って特性を把握したかったのです。得意先農家の清水君に話すと、彼も是非作ってみたいと言うので、二人で別々に育苗する程の量は無いから苗作りをお願いしました。一昨日清水君の方で田植えが済み、苗が10枚残ったと連絡があり貰いに行くと、田植機から下ろした半端を合わせれば合計18枚近く有ったので、昨日苗代の一枚下の田を代掻きし今日田植えしました。我が家では道路端でもあり、人通りも多くてよく目立つ場所なので、どんな育ち方をするのか他の得意先農家の反応はどうか、ちょっと楽しみです。
 夕方7時から会議があり、そんなときに限って来客があって、しかも滋賀県では琵琶湖を汚さないよう田植えの折に水を抜けないので、初めての田植えと言うこともあって結果は散々。グチャグチャに曲がって仕舞いました。田の大きさと苗の枚数はほぼピッタリで、ヤマカンでこの田を選んだのは正解でした。







 6/4(土) 苗代が完成
  最後の6岸目にコシヒカリの苗箱150枚を置いて、今年の苗代作りが終わりました。種蒔きは1時間足らずで済むのですが、苗床作りに結構時間が掛かるのと、苗箱を並べるのにも時間と労力が掛かります。2列に並べるので片側75枚。パレットで運んだ苗箱を畦に並べるのに15分程度、更に75枚の苗箱を苗床に置くのに20分程度掛かります。両側で1時間半程度ですが、何より苗箱が1箱4.5sほど有り、何度も往復するのは嫌なので一度に4枚運んでいます。そうなると18sの苗箱を持って畦を歩くわけで、150枚を畦に並べるのはかなりきつい仕事になります。古い田植機を改造して運搬車が作れないだろうかとか、何か良い方法は無いか思案しています。












 6/3(金) 5岸目の苗代
  天気予報を眺めながら苗代を作っています。3日/4日しか晴れの日は無いようなので、普通は種蒔きをして何日かして苗床に置いていたのですが、今日は朝の内に苗床を作り山田錦の種蒔きをし、昼から苗床に下ろしました。幸い殆どの得意先農家が田植えを済ませていて、植え付け肥料の配達も一段落したので、一日中苗代作りに専念出来るからなのですが。










 5/31(火) 4岸目の苗代
  29日の大雨と強風で、3岸目の苗代はワリフを剥がされたほど。それでもそっと覗いてみると、まだ苗床に設置して1週間なのに、早くも本葉第1葉が展開していましたので、ワリフを剥がして今日作った4岸目に掛けました。何時までも掛けて保温していると、葉が伸びすぎて仕舞うのです。今日播種した滋賀羽二重糯は特に伸びやすいので、播種量も少し少なくしてみました。これで箱に70g位です。








 5/29(日) 大雨洪水警報
  5月というのに早くも梅雨入りし、おまけに台風2号が接近して大雨になりました。昼過ぎには大雨洪水警報まで出ると言う異常な天気。消防団時代の友人から、町の南部を流れる鴨川で水防団が出動したとのメールが入り、仕事終わった夕方から一回りしてきました。こういう時には御殿川(ごんでんがわ)では、堤防を越えた水と田の水位が一緒になって、何処が田か川か全く分からなくなって仕舞います。








 5/24(火) 3岸目の苗代
  気温は例年と比べて高いわけではなく、特に天気の良い日が続くわけでも無いのに、苗の伸びが非常に良いので不思議に思っています。昨年までは気温の高い5月に育苗するからと、覆土には肥料を入れていませんでした。しかし田植えまで一ヶ月余りも掛かるので、じっくり育てるのが本意とはいえ少し長すぎるので、今年は覆土にも床土と同じ肥料の入った資材を使っています。しかし播種後しばらくは種自身の力で葉や根が伸びて、本葉1枚半くらいまでは肥料を吸わないで成長するはずなので、覆土の肥料分は出芽や発根の早さとは関係なかろうと考えられます。
 昨年までとの違いはもう一つ。意図した分けでは無かったのですが、種籾の浸漬に非常に時間が掛かりました。私の場合は積算温度に関係なく、種籾が自然に芽を切るまで水に漬けておくのですが、今年は2週間経っても全くその気配が有りませんでした。結果的に非常に長い時間、比較的冷たい水に漬かっていたわけで、これが良かったのでは無いかと考えています。来年は検証してみる必要が有りますね。










 5/21(土) 苗の日光浴?
  例年、5月の連休明けに苗代を作り始めるのですが、周辺の農家と比べると一ヶ月遅れ。かなり暖かい時期の育苗なので、床土は普通に肥料を入れ覆土からは肥料を抜いていました。しかし田植えが出来る様な苗に育つのに一ヶ月以上掛かるので、じっくり育てるのが本意とはいえ、余りにも遅いので今年は覆土にも肥料を入れました。お陰で予想以上に生育が早く、今度は伸びすぎないよう温度管理に気を使っています。
  今日は暑いほどの好天で、温度が上がりすぎて徒長するのを避けるため、日中はワリフを外して日光浴?させました。夕方からは再びワリフを掛け、保温に努めています。



 5/20(金) 苗は順調に生育
  2岸目のコシヒカリのワリフを少しめくって、生育を確認。最初の1岸目のコシヒカリは、少し作り方を変えたのが良かったのかどうか、例年よりかなり早い生育ぶりです。


 5/18(水) 2岸目の苗代
  昨日、2岸目の苗代を作る積もりで準備をしていましたが、終わったら配達しようと肥料を積んでいる所へ、昼前に突然のにわか雨。インターネットで確かめると、中国地方から丹後・丹波地方にかけてかなり大きな雨雲があり、3時過ぎには本格的に降り出すという予報。降っても途中では止められない苗代作りは諦めて、肥料の配達をしてきました。帰り道にはかなり酷い土砂降りになったので、この判断は正解でした。
  予定より一日遅れたお陰で、土曜日に播種したコシヒカリは、倉庫の中で4日間待機していた分けですが、1pほどのウド芽が出ていました。これ以上遅くなると、芽だけでなく根も箱の下に伸びるので、ちょっとやばいギリギリのタイミングでした。箱の下から根が出ると、積み重ねた下の箱の土に刺さって、グチャグチャになってしまうのです。
  7日に播種し9日に苗床に並べた1岸目のコシヒカリは、ティラーで代掻きをしたのが良かったのか、手作業で苗床を作っていた頃の様な禿げも無く、少しまだらになりましたが順調に生育しています。ワリフを外して液肥を掛けましたが、覆土の手直しをしたのも良かった様で、ここまで来れば一安心です。












 5/16(月) 畦塗りが完了
  苗代の様子を見ながら次の種蒔きの準備をしたりして、昨日と今日でようやく畦塗りを終えました。まだ従兄が使うのですが、一応泥を落として水洗いをしトラックに積んで返しに行って来ました。この畦塗機は、補助を取り付けて保管する時も非常に不安定で、トラクターに取り付けたり外したりはもっと大変。後ろからパレットを斜めに差し込み、畦塗機の上部をロープでリフトに固定し、トップリンクを外してからリフトを操作して水平に戻します。畦塗機をパレットにロープで固定し、返しに行くのもパレットに載せたままトラックに積み込んで、更にロープでトラックに固定。このくらいしないと、多分コーナーを曲がるときに荷崩れを起こすでしょう。




 5/15(日) レンゲが満開
  苗代を作りながら、100mほど向こうに見える小作田のレンゲが、満開になっているのが気になっていました。一枚上の自作田の畦を塗りに行って、昨年はほんの一部分にしか咲いていなかったのに、レンゲが田一面に広がっているのに驚きました。レンゲが咲き乱れているのはこの田だけでなく、毎年山田錦を作っている2枚で5反5畝の田にも、一面のレンゲが広がっていました。昨年、秋に田起こしが出来ないままになって仕舞ったので、こぼれ落ちたレンゲの種が芽を出したのでしょう。周辺の農家の様に、4月に準備をし連休に田植えをするのなら、レンゲは花を咲かせる暇は無いわけです。レンゲを作りその後で田植えをするのなら、培養資材を5月後半に撒いて田を起こし、一気に田植えの準備をするしか方法は無いようです。












 5/14(土) 覆土を手直し
  苗箱を覆っているワリフが乾いて、雨に洗われて浮いている苗がくっつかなくなったので、ワリフを取り去って全部の苗箱に覆土し直しました。部分的に表面に出ている籾は、土の中に根が十分に入っていないので、このまま放置すれば枯死しかねません。覆土を厚くすることで、毛細管現象に依って上がってくる水が、籾が乾燥してしまうのを防いでくれるのです。時間が掛かりましたがこれで大丈夫でしょう。


 5/13(金) 大雨に洗われて
  10日の朝から降り出した雨は、11日には近畿北部に大雨洪水警報が出るほどで、12日の朝には苗代がすっかり水没していました。直ぐに排水対策をしましたが、少し薄かった覆土が大雨に洗われて、所々に籾が見える始末。13日になってようやく天気が回復し、籾は芽を出し始めました。順調に育ってくれる事を祈っています。




 5/9(月) 苗箱の設置
  早朝から水加減をし、一旦苗床が全部濡れるまで水位を上げ、直ぐに半分位まで落としてから新入りのヤンマー・ティラーで代掻き。床が落ち着くのを待って午後からマットを敷き、苗箱を150枚並べました。最後に苗床のはみ出した部分を整形しワリフを掛けるのですが、作業全部を一人でこなすのは1日掛かりです。











 5/8(日) 苗床の準備
  苗床を作るため水を入れ始めました。1岸ずつ日をおいて作っていくので、今回は9日の分です。



 5/6(金) 苗床の細土
  苗代の畦が出来たので、苗床部分をトラクターで細土。直前まで耕起していなかったので、稲株がそのまま残っているため、PTOを4に入れトラクターは1速で2度起こしました。




 5/5(木) 苗代作り開始
  3月末から4月に掛けて殆ど雨が降らず、畦塗りをしてもばらばらに砕けそうで雨を待って居たのですが、今度は降りすぎて田はぐちゃぐちゃ。苗代の畦立ても結局お祭りが済むまで出来ず、ちょっと心配でしたが何とか終了しました。




 1/26(水) 農機具の整備-2
  週末に掛けてかなり低温になるとの予報で、雪も溶けたり降ったりで消える事はありません。東北では例年の2倍以上降っているとか。我が家も屋根の北側では、積雪1m?程に見える部分もあります。ドライブハローの爪交換が終わったので、トラクターのロータリーの爪を交換しています。


17日にはこの冬一番の大雪になりました。写真は18日の朝です。






 1/11(火) 農機具の整備-1
  天気予報を見ていると、しばらくはずっと雪のマーク。それでも日差しの戻る日もあって、天気を見ながらドライブハローの整備を始めました。実は我が家には、ポンコツで部品取りにしかならないのも含めると、同じ型式のが3台あります。残念ながら、一昨年新しく我が家に来た一番綺麗なのが直ぐに壊れて、昨年は途中で引退させました。爪を初め使える部品を取り外し、昨年後半に使ったドライブハローに付け替えています。
  幅2200mmのドライブハローをトラクターに付け、幅2mしか無いハウスの入り口からバックして入るのには、ちょっとした工夫が要るのですが、入って仕舞えば冬とはいえ結構暖かく、58本の爪を取り替えている所です。

 1/1(土) 大雪の年明け
  12月が比較的穏やかな冬で、北日本と比べるとそれ程の荒れもなく、雪も大晦日からの降りが初めての本格的な積雪になりました。夜中の気温が零下4度まで下がっていた割には、シートハウスの屋根雪も朝までに殆ど落ちていて、水道の蛇口が少し凍り付きましたがそれもほんのしばらく。8時過ぎには日差しが強くなり、雪がどんどん溶け始めて来たほどでした。
  南国九州の鹿児島で、雪だるまが出来るほど降ったのに、低気圧が北に偏っていたのが幸いしたのでしょうが、この位で済んだのは不思議な位でした。稲刈りが11月20日まで掛かったことや、例年なら培養資材を散布するトラクターを運転してくれる佐千夫が、まだ万全の体調では無いので、結局秋起こしは一枚も出来ませんでした。冬の間に農機具を整備し直し、雪が溶けたら早めに田起こしが出来るよう、準備をしておきたいと思っています。





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