「かじや村便り」 http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/  平成22年5月
 天候不順で雨ばかり降り続き秋起こしが出来ず、春になったらと思っていたのですがやはり雨。しかもなかなか気温が上がらないので田面が乾かず、苗代作りに取りかかったのも5月になってから。幸いお祭りの間は考えられない程の好天で、3日の南市区宵宮渡・4日の田中神社例大祭は無事終わりました。神社役員の任期は終わったもののやはり気になって、陰で今年の役員さんを支援しています。
 6日に初めて種蒔きをし8日に苗箱を苗床に置いたのですが、またまた雨が降り続いてしかも気温が日中でも12℃。これでは折角出芽した種籾も伸びられずじっとそのまま。16日になって天候が回復し気温が上がると、ようやく生長し始めました。
 まず最初の岸が今年の稲作の目安になりますので、毎年の事ながらワリフを取って苗の揃い具合を確かめるまでは、毎日心配になって覗いています。この写真は播種後半月経ったコシヒカリの苗。
 昨年より少し播種量を多くしたのですが、今年の天候を考えるともう少し増やした方が良いかも知れません。田植えが遅いため株の張る期間が短いので、最初からもう少し太植えをした方が無難な様です。
もう少し様子を見て、次に蒔く時には加減しようかと思っています。昔から苗半作と言いますが、苗が良くないと田植えは大変。その後も何時までも尾を引きますので、慎重に対応する予定です。
 周辺の田は、連休の終わる頃には殆ど植え終わっていました。野菜の苗は気温が低くてなかなか大きくならないと嘆いていながら、稲だけは天候を無視して田植えをする農家の気持ちが分かりません。
しかし得意先農家に、これだけ風が強くてしかも寒いと田植えは具合悪いと話すと、田植機で植えるんやから応えないと言われて仕舞いました。植えるのは機械でも、苗が生長するかしないかは天候次第。春先の寒暖の差が大きい年には、不作が多いという嫌なデータもあり心配しています。
 22日・23日と1泊2日のドライブ旅行をしました。田中先生が以前、京都府スキー連盟ジュニアスキー教室で、冬休みと春休みの年2回、80人もの子供達を引率して13年間行かれた、白馬乗鞍スキー場の木戸花荘に6年ぶりに行きたいと言われ、スキー教室ではコーチとして一緒に子供達の指導に当たられた金田さん共々、走行距離17万kmのパジェロを運転してお供しました。
 23日は朝から雨でしたが、幸い22日は天気に恵まれました。金田さんと交代に運転を担当して、
2日間で800kmほど走って来ました。行きには穂高の井比さんのお店に寄ってわさび漬けを買い、岩岳スキー場から落倉・栂池を抜けて白馬乗鞍へ。帰りは北陸道経由で4時前に無事帰宅しました。
 木戸花荘はシーズンオフでお客さんは我々だけ。ご主人の石田さんは先生より2才年長。久々の再会をとても喜んで下さって、若主人が糸魚川の海で釣って来られたアジの刺身にメジナの煮付け、タラの芽や山ウドの天ぷら、ウトブキ・イラ・シズクナ・モミジナなどの山菜料理や肉料理と、まさに山海の珍味を堪能させて頂きました。また来年の今頃、田中先生がもう一度行きたいと言われるほど、お元気でおられる事を期待しております。
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