「かじや村便り」    http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/ 平成22年7月
 7月になるとコシヒカリに穂肥を入れる時期になります。住友肥料のスミショートを使って頂く場合には、普通の穂肥時期より1週間早い施肥になりますので、肥料の配達と我が家の田植えが重なって、天気次第で仕事を選んでいます。田植えには、実は晴れた日より曇り空か小雨くらいの方が有り難いのです。あまり天気が良いと苗が乾き過ぎますし、何より田面が乾いて仕舞って硬くなり、苗が上手く泥の中に埋め込み難いのです。従って、晴れたら肥料の配達、曇りか小雨は代掻きや田植えがこの時期の日課。最初に植えたコシヒカリが、40日経って色も濃くなりかなりしっかりしてきました。
 こちらは7月8日に植えた山田錦の、10日後の写真です。田植機の設定を変えるのに手間取って、苗を運び田植えを始めたのは11時過ぎ。神明講の田1反と酒米の山田錦2反3畝を植え終わったら、お昼をとっくに過ぎていました。午後は4時から植え始め、薄暗くなってようやく3反2畝の田にも山田錦を植え終わりました。どんな具合に植わっているのか気になって、秋の収穫を楽しみに水管理を兼ねて毎朝見に行っています。
 
 
 我が家の玄関先にある隣家の田は、小作している農家が春先に育苗に失敗し、田植えをしないままに放置してありました。田植機が替わって粗植が出来たお陰で、今年はかなりな苗が残りそうなので地主さんに相談。草を始末して田植えをする事にしました。トラクターで3回耕起し、夕方まで掛かって代掻き。大雨の中、14日に何とか植え終わり、苗代を16日に仕舞って今年の田植え終わりました。
 17日、昨年より半月余り早く梅雨が明けました。一気に猛暑・酷暑・炎暑の季節になりましたが、これからは水を溜めて田面が暑くなりすぎないよう掛け流しにしたり、畦や農道の草刈りに神経を使う日々になります。順次調節肥・穂肥を入れ、稲の生命力を信じて生長を見守りたいと思っています。
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