「かじや村便り」       平成22年 2010年3月
 10年前のバイク事故で痛めた右膝靱帯の古傷を手術し、正月明けに入院していた佐千夫が50日振りに帰って来ました。まだまだ動きは緩慢でとても仕事は出来ませんが、松葉杖を使わなくても自由に歩き回れる様になっていて、2階にある自分の部屋へも不自由なく出入り出来ますので、まずは一安心です。何度も病院へ見舞いに行きましたが、上の方で切れていた右足の外側側副靱帯を引き延ばして大腿骨に繋いでおり、時間を掛けてリハビリをし靱帯を伸ばしていました。
 バイク事故当時は多分、靱帯は完全には切れていなかったものと思われ、事故以降にもウエイトリフティングの大会に出ていて、県大会を3連覇していたほど元気だったのですが、2年前に農作業中足を捻って、その時に完全に切ったのかと思っています。段々と痛みが酷くなって我慢をしていたらしいのですが、やはり体にメスを入れる決断が出来なかったのでしょう。美代の両股関節の手術が非常に上手くいって、痛みも無く経過が極めて順調なのでようやく決心をしたようです。
 繋いだ靱帯は熟成するのに、半年位はかかると聞いていますので、肥料の配達も農作業も今年は私一人になりそうです。幸い私も体の歪みを矯正して頂いて極めてすっきりしていますので、以前は一人でこなしていたんやからと覚悟を決め、夏頃までの繁忙期を乗り切ろうと考えています。
 3月9日、アメリカ大使館の大使公邸で日米農業交流50周年記念レセプションがあり、農業研修のOBが招待されましたので、170名余りの仲間と一緒に参加してきました。
 乾杯の発声は、前・国際農業者交流協会会長で元・駐米大使の大河原良雄特別顧問。その他日本側から、赤松広隆農林水産大臣や重野安正社民党幹事長が出席されましたが、この日の重野さんの肩書きはOB代表でした。実は衆議院議員の重野さんは、昭和42年にアメリカへ1年間農業研修に行かれたOBで、同じ年には前・滋賀県知事の国松善次さんがドイツに行っておられ、私もアメリカへ2年間の研修に出発していますので、勝手に同期の桜と呼ばせて頂いています。
 上手い具合に式典の始まる頃には、参加者の最前列のど真ん中におりましたので、遠慮無くシャッターを切って何枚も写真を撮ってきました。アメリカ大使公邸でこの様なレセプションが催されたのは初めてとか聞きましたが、OB達もこんな機会はもう無いぞと全国から集まりました。アメリカからの参加者を含めると総勢220名を越えたそうで、パーティになると流石に身動きが取れないほど。カメラを持っているのを見つけて声を掛けて来た旧知の仲間と、並んで何枚か写真を撮るのが精一杯でした。
 中に農業研修の仲間ではない方が一人だけおられ、目ざとく見つけた者が一緒に写真を撮って欲しいと言うので、厚かましく私も並んで写真に入って頂きました。服部栄養専門学校の服部幸應先生です。  天候不順で雨ばかりですが、ぼちぼち農作業が本格化します。冷夏の予報も出ているので、気を引き締めて頑張らんといかんなあと思っている所です。
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