「かじや村便り」        2010年 平成22年4月
 3月22日はお彼岸。母の祥月命日にも当たるのでお墓参りをして納骨し、31日には百箇日の法要を済ませてようやく一区切り。改めて葬儀でお世話になった方々に、ご香典のお返しをさせて頂きました。海外派遣農業研修の後輩で、鹿児島県南さつま市小牧緑峰園の美樹さんが、お返しについて色々と提案してくれ、お陰で思っていた通りの品が準備出来ました。遠方の方々には直接茶園からお送りして貰い、ご近所と町内は美代と佐千夫が、市内の方々には私がお届け致しました。
 春は例年なら三寒四温。段々と暖かくなるのが普通ですが、今年は異常に雨が多く寒暖も日替わりで、まるで一寒一温と言っても良いほど。四月になってもなかなか開花しない桜の木が、写真の様に無惨に伐採されているのも見掛けました。数年前から桜天狗巣病に罹っていて、花が少なくなっていたのですが、助からない病気と判定されて仕舞ったのです。
 我が家のフォークリフトは数年前からラジエーターが水漏れ。その度に水を補給して使っていたのですが、忙しくなる前に修理しておこうと外して見ました。試しに懇意の農機具屋さんに持ち込んで圧を掛けてみると、何とあちこちから水が噴出。何とか自分で修理できないかとハンダ付けを試みましたが、どうも無理と分かって修理に出しました。結局ラジエーターのコアを新品に取り替えて修理。少し高く付きましたがこれでもう大丈夫です。
 所がラジエーターを修理中に問屋さんから荷物が到着。農機具屋さんにフォークリフトを借りようとお願いしていたら、何とユニックの付いたトラックで手伝いに来てくれました。息子の安原エンジンサービスの賢君は、モーターボートが専門。勿論自動車も農機具も、調子が悪くなると何でも相談に乗って貰っているのですが、どうしようもなくて相談すると直ぐに飛んで来てくれるのは有り難いですね。
 16日には従兄の佑一君の畦塗機を借りに行き、欠けていた爪を2本補充して日の本トラクターに装着。毎年色々と試しているのですが、今年はトップリンクを一番短いのに替えてみたら、非常に上手く装着できて高く持ち上がる様になったので、これがベストマッチかなと思っています。しかしながら爪が折れやすいのは相変わらずで、構造的にはトルクリミッターが付いていて、爪に無理な力が掛かると自動的に畦塗機が停止する様になっているのですが、実際にはその前に爪が折れるのです。
 毎年4〜6本も折るので、畦塗りを始めると連日ヤンマーの代理店に爪を注文する事になり、色々調べて貰っているのですが原因は分かりません。
構造的には欠陥が有るのは分かっているのですが、既に製造を中止している古い機種なので、指摘しても改良される見込みも無くて弱っています。
 最近のドラムで押さえる型は、非常に綺麗に仕上がるのですが塗った畦が薄くて弱く、私は油圧でドンドンと押さえながら畦を作って行く形式のこの型の畦塗機が好きなのですが。
 連休を前に田植え準備が始まりました。異常に寒くて霜注意報が出るほどで、無理に田植えをしても植えた苗が順調に育つのかどうか、心配な位です。
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