「かじや村便り」   http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/    平成23年9月
 9月4日、台風12号の影響で一日延期になった、和歌山県国際農業交流協会の会員交流バーベキュー大会に行ってきました。出掛ける前はまだ滋賀県では、長靴を履いて行った程の強い降り。しかし和歌山の大雨は南部を中心に山間部だけで、下津町で行われたバーベキューの間は全く降らず、帰り道には大阪で土砂降りに遭ったのを考えても、幸運でした。台風通過直後でまだ仕事に戻れなかったというOBも多く、例年より大勢の参加者で遅くまで楽しい語らいが続きました。滋賀県でも同じような催しをしていますが、せいぜい10数人の決まった顔ぶれ。家族連れで50人程が参加する和歌山の交流会については、何時もうらやましく思っています。
 大陸にある大きな高気圧に行く手を阻まれ、台風15号が沖縄付近に停滞するかのように長時間留まっていました。この辺りも影響を受け、16日は夕方3時過ぎから、時折とはいえかなり激しい風雨になり、予定されていた小学校の運動会も中止になりました。  排水対策をしていた圃場整備田が気になって見に行ってきましたが、まるで水路から水を入れたかのような状態。稲刈りまでまだ時間があるとはいえ、まだしばらくこんな天気が続きそうで心配していました。20日、沖縄の手前でUターンした台風15号は、東の方へ進路を定めて進み始めました。21日には猛烈な雨を伴って各地に大きな爪痕を残しながら、浜松付近に上陸し関東から東北へ抜けました。予報より少し南寄りのコースを通ったので、雨は凄かったものの風は大して吹かず、倉庫などの施設に被害が出なかったのは幸いでした。台風12号でかき回され、雨で押さえつけられた我が家のコシヒカリは、15号台風前の夕方でこんな状態でした。台風が抜けてもやはりこの程度なので、天気が回復して葉や茎に載った雨が乾けば、またもう少し起き上がって来るかと思っています。例年この時期に停滞する秋雨前線の影響を避け、前線が抜けたら稲刈りが始められるようにと考えると、我が家の場合田植えを6月中旬に始めるのが一番良いのですが、雨が抜けたら一気に忙しくなりそうな気配です。
 滋賀羽二重糯は普通に作ると、私の胸の高さまで伸びて仕舞います。しなやかで長い稲藁は藁細工に最適。毎年年末に惣社神社で作る注連縄用の藁は、私が滋賀羽二重糯を植えている田の減反部分に植えてあります。台風15号と責任役員さんの都合で刈り取りが少し遅れましたので、稲穂はかなり実が入って重くなっていました。23日に南市区と惣社神社の役員さんで手刈りして貰い、同級生の横井君の好意で小屋の北側の庇に陰干し。一週間ほどすればコンバインで脱穀してくれるので、後は年末まで区の会議所で保管します。
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