「かじや村便り」  http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/  平成23年11月
 
 日本農業新聞社の「読者の写真コンテスト」9月分に応募しました。3年前、南市区ファミリーフェスティバルの餅搗きの写真で応募した時には、努力賞を頂きましたが紙面に載ったのは名前だけ。今回は課題の部2位で、10月27日付けの紙面に写真も掲載され、とても喜んでいます。
 滋賀羽二重糯を手刈りしている南市区と惣社神社の役員さんに、コピーを配って報告しましたが、氏子総代さんには良い記念になったと喜んで頂きました。実は役員さんの仕事の都合で、例年より1週間余り刈り取りが遅れ、稲穂が少し色付いて仕舞いました。稲は出穂したらそれ以上背丈は伸びませんので、出穂直後の時期に刈り取った方が葉の緑色が濃くて良いのです。然し写真的には黄色味を帯びた稲穂がアクセントになって、見栄えのする風景になりました。怪我の功名でしょうね。
 例年より少し早めに刈り穫りをしたため、刈り遅れして胴割れするよりは良い筈と思いながらも、何時になく玄米が少し青かったので、品質を気にしながら15日に山田錦の検査を受けに行って来ました。トラックに2パレット54袋を積んで行くので、良いお天気に恵まれて幸いでした。検査を担当してくれたのは顔なじみのスキー仲間。検査の結果を丁寧に説明してくれ、この位の青米は何ら問題は無いと聞いて一安心。それでも少し胴割れ米があって残念ながら等級は2等でした。圃場が何時でも水が入る様な条件には無いのも理由の一つですが、どうも私の田植えが遅いため出穂に時間が掛かって、穂揃い時期がずれるのが大きな原因かなとも思っています。
「環境こだわり農産物生産圃場」のコシヒカリは、甥っ子に頼まれて10俵だけ検査を受けたのですが、実は山田錦以外の米の検査を受けるのは久しぶり。昭和40年代後半には既に受験を止めていましたので、ちょっとドキドキ?でした。幸いこっちのコシヒカリは検査員の話では、「楽勝で1等」だったので安心しました。もっともカメムシなどの消毒はしませんので被害粒は散見されましたが、米屋に納品して精米時に色彩選別機を通すのなら、何ら問題は無いレベルと言われました。これらの反省を踏まえて来年は、少し作付け体系を変えてみようかと思っています。
 「環境こだわり農産物生産圃場」のコシヒカリを籾摺りしていて、途中で籾殻を収納しているワゴンが一杯になり、作業を中止して近くの田に籾殻(この辺りでは籾殻を、スリヌカ・摺糠と呼びます)を撒きに行って来ました。写真は、散布の途中でトラクターの運転を代わったので、そのまま佐千夫が運転して帰って来て、バックして直角に曲がり所定の場所に入れている所です。ワゴンなどを牽引してバックするのは結構難しく、ましてバックしながら直角に曲がって元の場所に入れるのは慣れないと難しいので、佐千夫もしばらくやっていなかったために苦労していました。
 「高島市の美味しいお米コンテスト」に初めて出品したのですが、締め切りが9月30日。24日から稲刈りを始めた我が家ではギリギリ間に合って、最初に植えたお米を出品したもののどうみても乳白米が多くて、コンテストに出せる様なお米ではありませんでした。月末にその審査結果が届きましたが、「食味値・85」。一般に食味値70で美味しい、80では非常に美味しいと評価されますので、85なら特に美味しいと言っても可笑しくないでしょう。ちょっと安心しました。普通コシヒカリの千粒重は21〜2gなのですが、我が家のコシヒカリは23.7g。こうして1割近くも粒が大きいとデータで示されると、我が家の細植え・粗植が評価された様で、これも美味しさの秘密。嬉しいですね。
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