「かじや村便り」    http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/    平成25年7月
 
 JR安曇川駅から西の方へ伸びる道は、滋賀県立農事試験場湖西分場で行き止まりになっていましたが、農事試験場が廃止になって都市計画道路が延長され、綺麗な市街地になりました。此処には元々、2人の同級生が地主さんの2枚ずつの田がありましたが、いずれも少しずつ道路に取られました。今春にはこの道路の反対側に中央幼稚園が新築移転して、中央ユニバーサルこども園として開園。ますます晴れがましい環境になりました。小さい方の田は昨年2枚を1枚にしたのですが、大きい方も今年4回に分けて代掻きをしながら土を移動。最後の仕上げの代掻きは夕方暗くなるまで掛かって、何とか終了しました。
 この田が上下2枚に分かれていた昨年までは、下の畝町を植えていて苗がなくなると、上の田の道路際まで上がって来て苗を補給していました。この差は大きいですね。当たり前ですが下の田で稲刈りをしていても、コンバインのホッパーが満タンになるとわざわざ上の田まで上がって来ていたのですが、この無駄も今年は無くなります。
 この写真は7月25日に撮ったものですが、1日に田植えをしてから4週間足らず。真ん中に畦の無い風景は我が家に取って、とても新鮮なのです。
 田植えが始まると、「午前中に田植え&午後から代掻き」の毎日ですが、
田植えが済むと、30枚あるあちこちの田を一回りして水管理。特に直近に除草剤を入れた田にはしばらく気を使います。1週間は水を入れないのですが、その後はなるべく水を切らさない様にして、しかもいわゆる掛け流し状態で、水口から入れて水戸尻から出しっぱなしでは、イネは上手く育ちません。特にレンゲを栽培した加減か今年の田は何処の田も水保ちが悪く、玄関先の田など丸一日もすれば完全にカラカラになります。面倒でも毎日、朝夕田を見回って水管理をするより方法は無いのです。
 今年から預かって5月末に植えた母家の田のコシヒカリは、2月近く経った23日では周辺の田に見劣りせず、もうこんなに生長しました。
 茎を切り取って開けると、既に幼穂は4p程に伸びていてしかも下位節間が短く、これなら倒伏の心配もないので思い切って穂肥を入れました。 このまま順調に生育が進めば、出穂は8月初め稲刈りは9月中頃になりそうです。
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