「かじや村便り」    http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/   平成25年12月
 
 昨年からお預かりしているこの田は、高低差のある4枚の田を1枚に均したのですが、川床が高くて畦を越えて水が入り、秋になっても乾かないのでコンバインで周回できず、稲刈りに難儀するので直しに行って来ました。川床を掘り下げ、対岸から川の中まで蔓延っていたマコモを根こそぎ掘り取ったので、川幅も広くなり流れが淀む心配は無くなりました。
 隣の田の方までは手を出せないのですが、少なくとも隣の田を耕作する農家から文句を言われる心配は無くなりました。畦が低くて軟らかかったので、畦の下部から染み込んで来る水も有り万全とは言えませんが、これだけ畦の上に土を積み上げたら、かなり効果が有るのじゃ無いかと思われます。出来たら上から押さえ込みたい所ですが、まずはこのまま春まで様子を見てみようと思っています。
 毎年畦塗りをすると、田によっては畦が段々太くなって仕舞います。畦が低い場合はそうでも無いのですが、高い畦だとギリギリまで寄っても、前の年の畦より広くなって具合が悪いのです。それ程畦が高く無い場合は、前輪を畦に乗り上げて畦塗りをすることもあるのですが、この苗代地はかなり畦が高くてそれもだめ。それでも畦塗りをしない訳にはいかなくて、どうしても畦が太くなって仕舞うのです。塗装が済んだバックホーを仕舞いかけて、ちょっと削ってみました。
 こういう場合は本来なら、どこまで削るのか消石灰などで線を引いておくのでしょうが、今回は全くの目見当。と言っても時々バックホーから下りて、曲がって無いか見直しましたが。気になっていた畦を削ったら少し細くなったので、これで草刈りで往復してもまん中に刈り残しが出るという事は無くなります。これが一番畦を削りたかった理由なのです。
  中学2年生の時が新客で以来60年。途中で何回か行けなかった年があったものの、大峰山へは毎年夏に参拝登山をしています。しかし女人禁制の山なので、当然ですが美代は行った事は有りません。一度洞川の龍泉寺へお参りしたいと言うので、佐千夫も連れて一緒に出かけてきました。
 お供えに我が家の新米と純米酒「かじや村」を持って行き、本堂で般若心経を上げてお参りをし、折角だから記念撮影。リモコンでシャッターを切っています。
「従是女人結界」の石柱のある「女人結界門」にも行って、ここから参拝登山が始まるので、行きも帰りも手を合わせて一礼していると説明。夏のお参りシーズンと違って辺りは深閑としていました。
 帰りには何時ものように、陀羅尼助の松谷清造本舗さんへ寄って来ました。幸い松谷さんご夫婦がおられたので、葛湯やお茶を頂いたあとで記念撮影。毎年帰り道に寄せて頂いて陀羅尼助を買って帰るのですが、車や参拝客の往来が多くてゆっくり写真を撮った事が無かったのです。                    
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