「かじや村便り」   http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/   2014年6月
 5月28日、アメリカ穀物協会が主催する米国大学生海外農業視察プログラムで、アメリカからの視察団15名と日本のスタッフ2名が来られました。朝7時にホテルへ行きバスに同乗。学生さん達へ自己紹介したあと運転手さんに道案内しながら、まずは市内南部の畑地区の棚田へ。「日本の棚田百選」に選ばれているのですが、此処も後継者難。色々な質問が出ましたが、アメリカの農業とはあまりにも違いが大きいので、果たしてどれだけ理解して貰えたか自信は有りません。我が家へも来て頂きましたが、残念ながら我が家の田植えは6月10日頃から。まだ苗代の苗を見て貰う事しか出来ませんでした。それでもこの時期に水稲の苗代を見られるのは、他では無いかも知れませんが。
 ミニ圃場整備は3日掛かりで何とか田植えが出来る程度に仕上がりました。手前の高い部分から奥の方の低い所へ土を移動。トラクターで引くのですが、どの位の土を何処へ移動したら全体が均平化出来るのかは全くの山勘。低い所へ引っ張った土は、ドライブハローを上下すると少しずつハローから抜け落ちて行きます。これを延々と繰り返して全体を均平化します。これで5枚あった畝町が2枚になりました。
 ライムソワーで土造り肥料を散布し、パワーディスクで荒起こししています。圃場によってはかなりレンゲが多く、通常のロータリーではシャフトに絡みついて仕舞うのですが、パワーディスクならレンゲを切って反転してくれるので、こういう場合は好都合。秋に起こして土にまぶしておかないと稻藁が上手く腐らないので、普通は代掻きの時に浮いて来て困るのですが、その点でもパワーディスクでの田起こしなら大丈夫なのです。
 ライムソワーはそれ程汚れないのですが、荒起こしをするパワーディスクの方はそのままでは帰れないほどタイヤに土が付きます。この時期に荒起こしや田植をしているのは我が家だけ。徹底的に洗車して帰らないと、道路を汚したら犯人は我が家だと特定されて仕舞います。何より土を落としたら、その後そこを通る度に気になって仕舞うので、移動の前に洗車するのはもう癖になっています。
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