「かじや村便り」    http://kajiyamura.jp/   2015年6月
 
 今年は何時になく梅雨入りが早くて、しかも早々から土砂降り。しかしそのお陰で昨年からお預かりしていて、2反3畝の田が5枚に分かれていた内の4枚を、3日掛かりで1枚に均平化した田にも上手く水が入り、どうにか代掻きが出来そうになりました。
 佐千夫は余り代掻きをやった事が無いので、1時間余り付きっきりでしたが、出来るだけ細かい注意はしないようにしていると、自分で色々工夫して運転していました。
 一通り均し終えた後は、運転を交代。いずれは独りで代掻き出来る様になってくれるでしょうが、この田はミニ圃場整備をしてまだ2年目なので、仕上げは私が担当しました。
 今年初めての田植えは6日で、佐千夫がウエイトリフティングの試合の手伝いに行ったので、相棒は美代。軽トラに積んだ苗を掬い取って、田植機の方へ渡してくれるだけで大助かり。苗が余り良くなかったのでちょっと時間は掛かりましたが、無事終了。
 梅雨時だから当然なのですが、21日には夜中から朝方に掛けて雷鳴がとどろき一時はかなり酷く降ったので、田植えをする予定の田は増水して白波が立っていました。苗代も全面的に水没して苗がグチャグチャなので、どちらも水を抜いて田植えは午後から。
 それでもマーカーの線が見にくいほどの深水に、バラけた苗。これはもうゆっくり植えるしかありません。お陰で余り曲がらずに綺麗に植えられました。もっとも苗は余り良くなかったので、欠株が目立ちますが。
 先に植えた田の苗が、結構伸び始めました。株が張るより先に、背伸びする様にひょろひょろと伸びるのが、5月植えの苗と決定的に違って、6月田植えの特徴ですね。
 今年からお預かりする事になった田は、上下2枚に分かれていたので1枚に均平化をしています。先月23日に中畦を取り払ってディスクで耕起。16日にドライブハローで細土し、17日にはバックホーで土を移動。この後は水を入れて代掻きの折りに均そうと考えていたのですが、24日、朝の見回りで丁度良い加減に水が入っていたので、少し控え目に調整しておいたのに、最後の苗代を作り終えて夕方見に行くと、ミニ圃場整備の田は全く水が無くなっていました。これでは土の移動は無理。いっその事、何年も前から耕作放棄されて草が酷かった北隣の田を、勝手ながら起こしてみるかと試したら、畑にして使っておられたのに、家庭菜園用の支柱もマルチも何も無かったので、後で断りすれば良いかと全面耕起。暗くなるまで4〜5回も起こしたので、すっかり綺麗になりました。
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