先月29日田植前の準備で、イセキの田植機を点検の為に空で運転していて、左の2箇所の掻き取り爪が、時々引っ掛かる様に回転しないのを発見。これまでも時々カチンカチンと大きな異音がしていて、気になっていたのですが。生憎と農機具屋さんは月曜日が定休。どうしようも無いので田植えを諦め、古いヤンマー田植機を出して来て整備を始めました。従兄が8条植えに乗り換えるため、要らないからと2009年に譲ってくれたもの。こういう場合に備えて、1年だけ使って保管してあったのですが、6年振りに出してみるとなかなか調子が出ません。燃料パイプがひび割れしていたのを交換。キャブレターと濾過器を大掃除して一旦は直ったのですが、濾過器へ来る燃料の流れが如何にも細くて、ちゃんとエンジンは掛かるのにしばらくすると止まって仕舞います。
結局いつもの様に安原エンジンサービス(YES)の賢君に来て貰って、燃料タンクを外して燃料の出口に詰まった錆を大掃除。次の日には改めて掻き取り爪を交換して整備し直し、9日にはドライブシャフトも交換したので、後半の田植えは順調でした。
このため荒掻きと代掻きを一度にするので、田植え前の準備に時間が掛かります。今年初めてお預かりした田で、上下2枚になっていたのを1枚に整備し直したり、元々少し変形していた左右の畦を平行になるように直した圃場もあり、例年以上に田植えに時間が掛かって仕舞いました。それでも昨年より1週間遅くなりましたが、何とか21日に苗代仕
舞いが出来ました。梅雨が明けたというのに、相次いで襲来した台風のせいで天気が悪く日照不足は否めませんが、6月初め頃に植えた田は周囲の田より1月遅れのスタートなのに、もう遜色ない程に育っています。エルニーニョ現象による悪天候に負けないよう、きめ細かな手入れをして秋を迎えたいですね。