「かじや村便り」   http://kajiyamura.jp/    2017年8月
 
 平年より2日早く、確かに7月19日頃に梅雨明け宣言はあったのですが、8月に入っても全国的に天気は不安定。やっぱり夏や!と言えるようなスッキリと晴れたは一日も無く、特に朝の内は雲が出て昼前になって晴れてくる日が多くて、これでは完全な日照不足。
 植物の光合成は殆ど午前中に終わってしまう事を考えると、朝日が当たらないのは最悪なんです。この田は今年最後に植えたコシヒカリですが、なかなか葉色が褪め無いので、少し遅らし気味に肥料を撒いています。幼穂はかなり上がっていますが下位節間は短いし、背丈や株張りはまずまずなので、多分倒伏の心配は少ないかと思っています。しかし、最初に植えたコシヒカリが出穂を始めた頃に、台風5号が琵琶湖の東端を北上。その所為で穂が揉まれ傷ついて仕舞いました。これ以上酷くならないよう色々手を尽くしてはいるのですが、出来ることは限られていますね。
 50年前、私が家に帰った時には既にお得意先農家だったのですが、その農家の息子さんが大工さんになっておられました。2月の大雪で折れた家の庇の修理を頼んでおいたら、同じような依頼が一杯あったらしく、何時でも良いよと言っていた事もあり、半年経ってようやく大工さんが来てくれました。まずは何時の間にか大きくなって、電線を越えて仕舞った家の裏の、名前も判らない樹を伐る必要があり、大工さんが樹に登って一日掛かりで枝を落としてくれました。最後はバックホーで吊り気味に支えてチェーンソーで切り倒し、道路へ引き倒して玉切り。フォークリフトで運んで駐車場で一時保管。枝葉はトラックに積んで十箱の藪へ。大雪で折れた庇の瓦を下ろし、父が積んで残しておいた古い瓦を、2頓ダンプで産業廃棄物処分場へ4台捨てに行き、長年の内に溜まっていた落ち葉などをバックホーも使って?きだし、ダンプに積んでお得意先農家の畑へ捨てさせて貰い、先日切り倒して貰った大木の株も処理。3日から取り掛かった庇の修理の下準備が、21日にようやく終わりました。午後からクラッシャーを入れ、大工さんが転圧。見違えるように綺麗になりました。
 コシヒカリはかなり頭を垂れてきました。稲を見ていると天気が天気だけに少し気になる部分もあり、倒伏しないよう手当を考えています。山田錦の穂肥が散布適期になっていたのですが、しばらく行けて無かったので畦草が酷い状況になっていました。23日は一回りした序でに朝飯前に草刈り。これで何とか肥料撒きに入れる様になったので、露が落ちるのを待って穂肥を散布しました。
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