「かじや村便り」   http://kajiyamura.jp/   2017年10月
 
 26日、昨日の刈り残しを午前中に刈って、午後から家の近くへ戻って…と考えて見に行くと、我が家に一番近い十箱の田には、大水が入っていました。水路に大量の草が引っかかっていて、畦からオーバーフロー。そうでなくてもこの田は何時もグチャグチャなのに!
 結局水が抜けるのにしばらく待って、10月になってから稲刈りに出掛けました。此処は2反歩なので、午後からで十分刈り取れると見たのですが、外周を2周回っただけでコンバインが満杯になり、何で?と思ったほど。 どうやら豊作で倒伏したようです。外周はともかく中の方は意外と倒伏が酷く、コケヒカリというより殆どネタヒカリ状態。時間を掛けて低速で刈り取り、水路側の危ない所は一方刈りで対応。試しに降りて見ると長靴が足首を越えて沈みます。それでも稲を刈ってくれるコンバインって凄いですね。足回りは日を改めて、洗ってから帰って来ました。
 11日は暑かったですね。それも10月中旬になって26℃。これだけ蒸し暑いと疲れます。しばらくの間は雨続きの予報なので、晴れている内に先ずはコシヒカリの摺り糠を撒きに行き、ようやく乾いた滋賀羽二重糯を昼まで掛かって籾摺り。羽二重糯を乾かしていた乾燥機の昇降機や乾燥機本体の最下部を大掃除し、出て来た籾を摺ってから午前中の分と合わせると19俵強になりました。これは過去最高の収量になります。
 午後から酒米の「玉栄」を刈り穫り。こちらは思ったより小出来な感じで、これでは収量は取れそうもありません。条間が良く見えるので中割りしても楽々。佐千夫と交代でコンバインを運転し、軽トラでフレコンを運んで3時半に終了。今年はコンバインが3条刈から4条刈になったので、大きな田でも周囲を刈って仕舞うと、後は凄く早く感じます。
昨年コンバインを壊した時には落ち込みましたが、災い転じて福となった様です。
 8月に大工さんと家の庇を直すのに下準備をしたとき、大工さんが貸してくれたフォークリフトのバケットが非常に良かったので、我が家のリフト専用のが欲しくなって近所の鉄工所に相談。何度かやり直して完成してくれました。除雪仕様のバックホーと併せて、除雪にも活躍しそうです。前々から欲しかったのですが、既製品を買えばかなり高価なのに、バックホーの改良の時もそうですが格安なんです。
 昨年も9月中旬から極端な日照不足でしたが今年は余計酷くて、秋雨前線が抜けないまま22〜23日には台風21号が関東へ上陸。その影響でとんでも無い程の大雨になり、田面が乾くのに時間が掛かっています。秋晴れになって欲しいですね。
 
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