「かじや村便り」   http://kajiyamura.jp/   2018年10月
 
 8月24日の20号、9月4日の21号で散々な目に遭ったので心配していましたが、台風24号は和歌山から東海地方へ抜け25号は日本海上を東北・北海道へ。
 9月は1週間ほども良いお天気が無く、10月になっても11日までずっとぐずついていたのですが、何と12日からようやく秋晴れになり、心配していた晩生稲の田が乾いて来ました。それでも毎年水が抜けない十箱の田では、水路から漏れた水がタップリ溜まっていて、コンバインの足回りがドロドロになりました。
 15日、今年初めて佐千夫がコンバインに乗るというので、最初から最後まで任せてみました。これまでは外周だけは私が刈ってから交代していたので、ちょっと心配して見ていたのですが大丈夫。何の心配もない様です。残念ながらこの田のコシヒカリは、夏場に余り世話が出来なかったので背丈も低く、株張りも悪くて収量も取れませんでした。
 毎年超遅植えをしていますが、此処は6月末田植え。しかし出来が悪いのとは裏腹に、籾摺りをしてみると米には艶があり、これなら収量は兎もかく米の品質としては、悪く無いのかなと思っています。稲の作り方を変える切っ掛けになりそうです。
 16日、午後から稲刈りに行くかと見て回ったのですが、田は随分乾いて来ていてこれなら多分沈まない?かと思ったものの、稲自体はまだ直ぐに刈らないといかんという程でも無いので、コンバインの整備。しかし開けて見るとかなり酷くて、刈り取った稲をコンバインの脱穀部の方へ送る搬送チェーンで、壊れていたタイン(爪)を3本だけ交換しようと思っていたのに、ちょっと甘かった。チェーン付の完成品だと来月まで入らないとの事で、タインだけを8本全部交換する積りで注文しました。
 18日午後から届いたタインをチェーンに取り付け、コンバインに組み込んでカバーを戻して修理と整備完了。これで後半の稲刈りに安心して出掛けられます。
 明くる19日、試運転を兼ねて家の近くの田で秋の詩を刈り取り。コシヒカリの様には倒れていないこともあるのですが、刈り取った稲を奥に送る修理部分に力が掛からないこともあって、極めてスムーズに動きました。一ヶ月以上ぐずついた天気も12日から秋晴れが続いて、毎年コンバインが煮え込んで難儀する圃場整備田も、水口を閉め忘れて遅くまで水が入っていた幹線水路脇の田も、これで大丈夫でしょう。                      
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