「かじや村便り」   http://kajiyamura.jp/   2018年7月
 
 7月5・6日に降り続いた豪雨は、西日本各地に未曾有の災害をもたらしました。 幸い我が家の周りでは山手の集落で、土砂が道路に流れ出したのと、土地改良区の水路で少し土砂の流入があったくらい。
 昨年もそうだったのですが、田植機に3枚あるフロートの、両側2枚が酷く沈み込むので、最初に植えた田では何とも酷い植え方になって仕舞いました。
 色々思案し機体を眺めている内に、ようやく原因を特定。中古で買って来た田植機なんで、こんな時だけ農機具店に持ち込むわけにもいかないうえ、取扱説明書も無いので本来こうあるべきと言う正常な形も分からないので、自分で考えるしか無いのですが。
 今年は独り百姓のうえ2枚小作田が増えたので、なかなか思うように仕事が捗りません。かといって毎年行っている滋賀県立農業大学校や、昨年から始まった竜谷大学農学部での海外派遣農業研修のキャンペーン等も行かない訳にもいかず、焦っても仕方ないと思いながら頑張って田植えをしています。
 15日も午前中は区内の川掃除。我家のある鍛冶屋村地区は水路の上流なので、殆ど川掃除で泥を上げることは無いのですが、下流の南市の方は毎年ダンプで捨てるほど。 西日本各地の土砂災害を見ていて、我が家のバケット付きフォークリフトは、災害地では役に立たんやろうが、水路掃除くらいなら使えると、ダンプの後ろから付いて廻り、水路から上げた泥や土砂は一旦バケットに入れて貰ってから、ダンプに空けました。区民の皆さんは楽やったと大喜び。
 田植えが遅れると、苗代にある苗は徒長します。特に今年の様に猛暑が続くと、植え付け適期を逃したらとんでもなく伸びるので、普通は草刈機で上の方を飛ばすのですが、色々考えて今年は適当な時期に、一旦苗代から上げで根を切り、そのまま苗床に戻して水を張っておきました。それでも苗は少しずつ伸びるのですが、何とか田植えに差し支えない程度で収まりました。勝手にこの方法を「苗の断根処理」と名付けています。
 写真は我が家から200m程の所にある、一番小さな小作田。住宅街のド真ん中なので、代掻きでも田植えでも終わったら機体を洗車しないと一歩も動けません。
 これは此処だけでは無くて、我が家の耕作田は殆どがこんな風なので、手間が掛かるのですが仕方ないですね。苗代仕舞いは史上最遅記録を更新しました。
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