「かじや村便り」
                             平成19年2月

 1月2月は肥料商にはオフシーズン。肥料や農薬の研修会があちこちで開かれ、佐千夫と共に参加しています。2月2〜5日には多木肥料の問屋さんの中国旅行があり、昨年の香港・マカオとは違って中国本土を少しだけですが見てきました。行き先は広州と桂林。冬の渇水期で漓江下りも1/3位のコースでしたが、墨絵の世界を満喫してきました。

 桂林市内の百貨店では、食料品以外は考えていたよりも物価が高く、衣料品や電機製品などは日本並み。人々の月収と比べるとちょっと不思議な気がしました。

 片や観光地には物乞いが溢れているのに、大富豪と呼ばれる富裕層も多いと聞くと、これが何で共産主義の国なのかとそれも不思議でした。香港では、怪しげなマンションの一室でこっそりと売られていたまがい物が、中国では堂々と商店に並んでいて、買って帰ったお土産品も全て羊頭狗肉。幾ら値切って買うのが常識と言われても、物の値段のあまりの無茶苦茶なのには閉口しました。

 昨年スキー連盟の常任理事を降りて引退しましたので、今年から国体には参加しなくなり、お陰で招待された後輩達の同期会にも行くことが出来て、27年振りに研修生と再会。

 この年の講習は体調が最悪でと挨拶すると、信じられないと言われて仕舞いました。

 3週間の講習が終わるのを待って、11月に痔の手術をしたのですが、朝夕のトレーニングでは無理して一緒に走っていたのがバレてなかった様です。

 出来たばかりの純米酒「かじや村」を持って行きましたが、多分飲めるだろうと期待して待っていてくれた者も多く、楽しい夜を過ごしました。

 吉田酒造は、今がお酒の仕込みの時期。「かじや村」は1月中旬に出来上がったのですが、なかなか瓶詰めがはかどらず、おまけに専務の肇君とラベルのデザインを何度もやり直し、2月になってようやく最終決定しました。8日には頼まれていた方々への発送を依頼。飲まれた方からの反応も上々で、弟の友人からは「メッチャ美味しいですよ〜。辛口でこくがあって一口だけ飲んで感想を言おうと思ってたんですが止められません。嫁さんがちょっと睨んでるけど旨いものは旨い。ご馳走さまでした。お兄さんにもお礼を言っといて下さい」との電話が入ったとか。

 地元の会合にも何度か持って行きましたが、「かじや村」というネーミングとラベルの絵を見れば、私のプライベートブランドの様なお酒だと誰でも分かりますので、「何処で買えるの?まだ残ってる?」と、まるで幻の限定販売扱い。これこそ究極の「村興し」じゃないかと、喜んでいます。

 昨年秋起こしの最中に調子が悪くなったトラクターを、何とか修理したいとパーツリストを借りてきて、倉庫の中で年末にバラしかけたのですが、農機具屋さんの予想に反して故障箇所が特定できず、結局修理をお願いしました。と言っても、トラクターの油圧関係を此処までバラしてくれたのですが、やはり原因不明。このまま組み上げようと言うことになり、私も手伝って1日掛かりで元に戻しました。

 何とか直った?様なので、春先の荒起こしに使うまでに、雨風が防げる様なキャビンを作りたいと、構想を練っている所です。肥料の配達が忙しくなる前に、何とか仕上げたいのですが。

inserted by FC2 system