「かじや村便り」              平成19年9月

 周辺の田んぼではコシヒカリの収穫が終わり、気の早い家では晩生の滋賀羽二重糯を刈り始めました。美味しいお米を作るため、猛暑の夏に稲が登熟するのを避けたくて、田植えを極端に遅くしていますが、これだけ残暑が厳しいとその効果も薄れそうです。我が家のコシヒカリは月末に掛けて、ぼちぼち収穫期を迎えます。これからしばらくは、稲刈りに追われる日々が続きます。

  朽木の古川で写真の様な古代米を作っている、横井君の田を見に行って来ました。
  夏に行った時にはまだ穂が出ていなくて、それほど変わった感じはしなかったのですが、こうしてみると強烈ですね。
  市道・新田中野線の工事に当たって、田中神社駐車場脇の山林にある古墳を発掘調査したところ、石積みや貴重な副葬品が出土し、古墳は保存して道路のルート変更が行われる事になりました。17日に一般公開されましたが、我々神社関係者や地元の者だけでなく、JR安曇川駅から往復4km程の道を歩いて説明会に来られた方も多く、関心の高さがうかがえました。

  直ぐ近くに継体天皇の父・彦主王の陵墓もあり、今年は継体天皇即位1500年に当たっていて、色々な記念行事が行われています。「古墳に興奮しました!」とか「土器が出てきてドキッ!」などという冗談が、全くの冗談には聞こえないほどです。  

 年末に南市の惣社神社に奉納する注連縄を作るため、区長さんと氏子総代が我が家の出穂間もない滋賀羽二重糯の稲刈りをし、稲藁を陰干して保管しています。

 此処は本来減反する田。残った稲は勿体ないですが、まもなく刈り倒す予定です。
 



  近所のお宅で月下美人が咲くと言うのでお招きを受け、カメラを持って出掛けて来ました。待つこと3時間。見事な花が20輪も咲いて感激しましたが、明くる朝には凋んで仕舞っていて、話には聞いていましたがこれも勿体ない気がしますね。

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