「かじや村便り」            平成20年1月
 穏やかに新年が明けました。2日は少し雪になりましたが、湖西の地は寒に入っても大雪にはならず、今まで地面が白くなったのは2度だけ。蛇谷ヶ岳や武奈ヶ岳など、我が家から見える奥比良連峰も、わずかに白く見えるのみで、昨年に続いて雪無しの冬になりそうです。お正月に帰ってきた裕大は、雪があればソリに乗ったり雪投げをしたり出来るのですが、毎朝トラクターに乗って大はしゃぎ。 いくら雪が降らなくても、まさか外で農作業と言う訳にはいきませんので、去年忙しくて壊れたままになっている農機具の修理をしています。手始めはエンジンポンプ。大雨が降った後で苗代の排水をしていて、突然エンジンが止まったのですが、スターターのリコイルが全く引けず、もしかしたらエンジンを焼いたのかと考え、そのままにしてありました。取り敢えずエンジンをバラしピストンが動く事を確認。念のためにポンプの方を回すと、どうやらこっちに石が噛んでいたらしく、無事修理完了。続いてコンプレッサーを修理。こっちは少し焼き付いていたようですが、タービンオイルを入れてクランクをレンチで回すと、何とか動くようになりました。
 我が家の年中行事の最後は、12月30日のお餅つき。3月には美代が定年で高校を退職しますので、今年は裕大達を餅つきに招待しようと考えています。 所が我が家の餅つきの臼は相当な年代物。私が物心ついた頃には既に今くらいの古さでしたから、いつ頃作られた物か見当もつきません。自分たちだけで餅つきをしている分には良いのですが、やはりこの際だから修理をしようと思い立ちました。
 虫の喰った穴に木材用のパテを詰め、ウレタンニスを塗ってみたのですが、専門家の意見では内側には手を加えない方が良いとのこと。この写真はまだ修理途中ですが、臼の上部と外側の胴回りにはパテを詰め、何度もサンドペーパーで磨いてはニスを塗り重ね、綺麗に仕上げようと思っています。 
 京都のスキー仲間が相次いで山小屋の田中先生の所に来られ、ご案内かたがた私もお邪魔して、昔話で楽しい一時を過ごしました。11日は宮津の中田君。宮津市役所を退職し、時間が出来たからと訪ねてくれたものです。17日は竹内さん。昨年から一度お邪魔したいと言っておられたのですが、生憎10月から11月に掛けては、田中先生ご夫妻がアメリカへ行っておられ、私も稲刈りで時間が取れなかったので延び延びになっていたものです。

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