平成20年2008年10月
 10月になってようやく天候が安定し、素晴らしい秋晴れに恵まれて順調に収穫作業を続けています。20日には苗代跡地を刈り取ったのですが、2年前から少しずつオイル漏れしていてハンドル操作が難しくなっていたコンバインも、ようやく原因を突き止めて修理し、最後の山田錦を刈り取る前に刈り刃とベアリングも3個交換。もう少しで今年もお仕舞いと言う時期に、無理をして故障を誘発する前に時間を掛けたのが良かったのか、何とか無事に仕舞う事が出来そうです。
 
  5月6月が天候不順で日照不足だったのに、7月8月の猛暑が我が家の様に遅い田植えには良かったようで、病虫害も比較的少なく例年以上に収量もあって、まずは良い年でした。同じ滋賀県でも琵琶湖東側の東江州では、8月末から9月に掛けて連日のゲリラ豪雨で米質を落とし、1等米比率が極端に悪かったと聞くにつけ、西江州の我が町は恵まれていて、まるでゲリラ少雨地帯だったなと感謝しています。糯米専用に使っている一番古い乾燥機とヤンマーコンバインの調子が悪く、何もかもが順調だった訳では有りませんが、肥料を初め燃料などの価格が高騰し益々収益性が悪くなる中で、そう気楽に農機具を買い換える事は出来ませんので、部品だけを購入し自分で修理しています。

 幸い長男の佐千夫も機械いじりが好きな様で、農作業だけでなく機械の修理技術も教えながら、農作業を楽しんでいます。
  慣れの問題が大きいのですが、機械を扱う農作業には常に危険が伴います。我が家から遠い田にはコンバインをトラックに積んで出掛けますので、積み下ろしにも慣れさせようと交代で運転させています。それでも独りでやらせられる程には、まだまだとても安心して任せられませんが。
 
  22日から酒米の山田錦を刈り始めました。予想外に雨が降り出し、一時中断。雨が上がったら週明けにも稲刈り再開です。
  最後はコシヒカリ。わずか半反ですが、田植機が故障したお陰で7月8日に植えたもので、これがまた予想外に良い出来なのです。
  遅く植えた方がじっくりと稔って、味の良い米になるのではと密かに期待しています。仮にそうだとしても用水の問題も有り、来年も出来るかどうか自信は有りませんが、是非試してみたいですね。

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