「かじや村便り」           平成21年2月
  基本的にはかつて経験の無い程の暖冬なのですが、時折南下するシベリアからの寒気団のせいで、湿った大雪が何度も降りました。その度に痛めつけられたシートハウスは、問屋さんからの部品が届かないままに1ヶ月経ち、もはや待って居られないからと近所の金物屋さんで単管を買い、棟のパイプを入れ替えました。
  友人2人の手伝いもあって、2月5日にシートだけは張り替え、何とか雪や雨の心配は無くなりましたが、まだまだ完成には時間が掛かるものの、仕事が本格的に始まる前に此処まで修復できて、喜んでいます。
  聞けば大雪の被害は、普段は余り降らない南部で特に酷く、20棟ほどのハウスに被害が有ったとか。これ位で済んで良かったのかなと思っています。

 11日に市民スキー競技会クロスカントリー競技の部、22日には県体スキー競技会が、いずれも箱館山スキー場で開かれ、役員として参加しました。
 5年前に痛めた左膝も、仕事には差し支えない程度には回復しているのですが、まだ膝に負担の掛かるクロカンを再開するのには自信が持てなくて、それでも何時かは選手で出たいとリハビリをしています。
  もしも出るとなると55才以上の部しか有りませんので、65才以上の部を作ろうかと冗談を言っているのですが、私の知る限りではそんな歳でクロカンの試合に出た人は有りません。しかしながら若い人達の滑りを見ていると、血が騒ぎますね。膝を痛めていると普段のトレーニングで走れないもので、筋肉はともかく心肺機能の低下が著しく、多分何kmかのコースを回って来るのは大変だろうと思うのですが。

 大雪で手の付けられなかった田中神社石階段の改修工事が、節分明けの5日から始まりました。ささら石や段石の撤去は2日で済んだのですが、何も無くなった地面を見て非常に驚きました。
 下地は全く何も手を加えて無くて、単なる土の斜面に石が並べてあっただけだったのです。よくこれで風雪に耐えたなあと言う思いと、成る程これでは永年の間に、少しずつずれて来るのは仕方ないなあというのが正直な感想で、不思議な気分でした。
  宮司さんに聞いても、いつ頃造られたものかはっきりしませんが、奥に見える拝殿が天保年間の作ですので、多分同じ頃に建造されて居るのでは無いかと思っています。
 24日に斜面にコンクリートを流し込んで、基礎が出来ました。これで石階段の周囲から、樹の根が入って来て段石を持ち上げたり、モグラが土を掻き出したりする心配は無くなりました。

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