「かじや村便り」               平成21年3月
 昨年末の大雪でシートが破れパイプが曲がったハウスも、2ヶ月掛かりでようやく修復出来ました。まだ内部の整理が出来ていませんが、苗代資材などを中心にぼちぼち配達も始めていますので、何とか此処まで回復出来て喜んでいます。今度はシートを緑色にしたので少し暗くなりました。ブルーシートと二重に張れていたときには、昼間でも照明が無いとフォークリフトのライトが無ければ危ないほど。しかしシートが1枚になった今では慣れた事もあって、以前と変わらず普通のペースに戻りました。

 裂けたシートの間から雪が落ちて雨水も流れ込み、水中ポンプで汲み出したほどの水でぐちゃぐちゃになったハウスの中も、今ではすっかり乾いて元通りフォークリフトで走り回っています。肥料はポリ袋に入っていますが、籾はまだPPの大きな袋に入ったまま積み上げています。もしも塗れたら諦めて、もう一度乾燥機に戻して乾かすかと思っていましたが、どうやらこっちも無事の様でした。

 田中神社の石階(きざはし)改修工事は、段石の設置工事が2月28日から始まり、3月20日の春分祭には工事がほぼ終わっていて、神前に報告することが出来ました。後は手摺りを付けるだけですが、この工事も5月の例大祭までには終えられる予定をしています。私の二度目の大総代としての役割も、建設委員長としての役目も今年度末で終わりなのですが、まだ少し境内の整備にやり残した所があって、建設委員会も解散せずにあと少しやらして貰うよう、役員会で承認して頂きました。












 毎日の様に工事を見に行っておりましたが、今でこそ大きなクレーンを使って持ち上げる石も、記録には残ってないものの恐らく天保年間と思われる創建時には、全てが人力で造り上げたもの。左右で登り石の長さが13cm違っていたり、必ずしも段石がきちんとした長方形にはなっていなかったりで、精度という点からだけ見れば問題はありましたが、180年の風雪に耐えて苔むした石には何とも言えない風格と味わいが感じられます。例大祭で流鏑馬が弓の手神事をするときに、馬が滑らないよう石階修復のついでにアスファルトを少し剥がして、土間も作りました。本来は此処で乱れた着物の裾を直して社殿にお参りするための場所だそうですが、ちょっと狭かった中間部の踊り場も、2列並んでいた石を3列にして少し広げました。お年寄りがどんなに喜んでお参りして下さるかと、今から完成を楽しみにしております。

 19日の運転免許証の更新で、始めてゴールド免許になりました。歳のせいで余り飛ばさなくなったからかなとも思いますが、その分間違いなく注意力も落ちている事だろうと思い、改めて心を引き締めて車を運転しようと決心しています。
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