平成12年 2000年 3月
  国体スキー競技会では、京都府選手団はまずまずの成績を上げて無事終了しました。大回転では、成年女子Aのゼッケン1番で出場した佐藤未佳選手(同志社大学)が、圧倒的な強さで優勝してくれました。昨年は惜しくも2位だっただけに、表彰台の上で思わずはしゃいでしまった笑顔が印象的でした。彼女は全日本選手権のス一パー大回転で3年連続6連勝中です。もしかしてオリンピックに出場出来るかも!と期待しています。私の担当するクロスカントリー成年男女では、高橋直博君の5位、成年男子リレーの7位といったところが得点になりました。昨年、全日本選手権のリレー競技に優勝し、天皇杯をとったイセトーチームが解散した現在、我々の戦力では精一杯の成績だったと思います。
  開会式が晴天に恵まれたのも印象的でした。集団演技などのアトラクションが行われていて、選手団の入場が始まるまで例年2時間以上、会場の外で待機しなければならす、余り寒くも無くて助かりました。この時問は各県選手団の顔馴染みと、写真を撮ったり昔話をしたりして、久し振りに旧交を暖める楽しみな一時なのです。
 
  和歌山県立紀北青年の家へ、6月に米国へ2年間の研修に出発する農業研修生の、第2次講習に行って来ました。今回は1日にハワイと米国1年制の研修生が出発し、19人と少数だったせいもあり、ゆっくりと話し込む時間も取れて充実した講習でした。先発した研修生の一人が成田空港で、和歌山講習へ行って本当に良かったと何度も繰り返した揚げ句、「平井さん、抱き付いても良いですか!」と言って、本当に私を抱み込むように抱き締めて出ていった者もおります。残念ながら183cmもある男子ですが。この話を講習
で披露すると大爆笑でした。同じ1日にハワイから1年ぶりに帰って来た研修生とは、これはもう涙と共に感激の再会で、一緒に出迎えに来ていた講習助手の藤井君が、大きな体で女子研修生一人一人を抱き締めていたのも、いい風景でした。23日にはヨーロッパ派遣の研修生が、同じく1年ぶりに帰って来ます。例年の研修生を見ていると、ハワイ組とはまた違った雰囲気で帰って来る事は間違いなく、主催団体である国際農業者交流協会の担当者達は、だいぶ前から「平井さん、覚悟しておいた方がいいですよ!」と言ってます。
 平成4年から7年間∃一ロツパ組を担当し、昨年から元の米国派遣の講習担当に戻ったので、今度帰国する研修生が私の担当した最後の組になります。それだけに多分、私の方の感慨もひとしおかと思っています。

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