コシヒカリ便り                平成14年1月

  年末合宿に入ったスキー部の監督が、例年になく雪が多いと電話して来ました。正月明けに佐千夫を連れて出かけた野沢温泉スキー場も、40年ぶりの大雪とかで屋根雪降ろしに大変な様子でした。近年では、年内に降ろす(信州では「掘る」と言いますが)のは珍しいとかで、二度目の雪を掘っているのが既に、私の背丈を遙かに超えていました。
  6月にバイクで事故を起こし、2ケ月半の病院生活を余儀なくされた佐千夫も、リハビリに通っている整体の先生から、ようやくスキーをしても良いと許可が出ました。私自身は恐る恐るという感じで連れて行ったのですが、一緒に滑っていても「無茶すんなよ」とブレーキを掛けなければならないほど元気で、まずは一安心です。
  北国はともかく、今年は大雪だという実感は、私の所では有りません。2度ほど降った雪もほんの10cm位で、寒さの方も大したことはなく、各地から聞こえる雪の便りも、湖西の地を素通りしている様子です。もっとも京都府の国体予選の役員で出かけた、長野県岩岳スキー場も、年末から降り積もって、2mも有ったという大雪がガサッと減って、とうとう大会二日目には傘をさした程の、土砂降りの大雨でした。
  私の担当するクロスカントリー競技は、役員が位置するのは平地なので比較的マシですが、急な斜面に終日立っているアルペン競技の役員には、大変なご苦労を掛けました。近くのホームセンターで見つけた、ウエットスーツと同じ素材で出来ているという謳い文句の手袋も、水に強いのかという予想に反して、中までぐしょ濡れになってしまいました。 大会はそれでも順調に終了。国体選手の選考も済んで、2月15日に選手団の結団式。17日に出発。20日が開会式。21日〜23日に、新潟県の妙高高原スキー場で行われる第44回国体には、京都府クロスカントリー競技の監督として参加します。初めて参加した猪苗代国体から30年間に20回、監督あるいは総務として参加したことになります。

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