コシヒカリ便り              平成15年2月

 イタリアから帰って、何とか早くホームページに写真を載せたいと頑張って、どうやら目途が付いた6日にパソコンがダウン。以来何日も修復にかかり切り、遂には農業研修の後輩でコンピューターに詳しい山田君に頼んで、全部のデータをCDに焼いてバックアップを取り、初期化してもらいました。どうも機械的な欠陥も有るような気がしています。何とか直ると良いのですが。
 
 それでも機嫌の悪いノートパソコンを持って、21日から名寄市で行われた第58回国民体育大会冬季大会スキー競技会に行って来ました。今回は京都府選手団の総務です。快晴に恵まれた21日の旭川行きの飛行機で選手団の団長を務める田中スキー連盟会長と、久し振りに伊丹の大阪空港から北海道に飛びましたが、日本アルプス上空の素晴らしい景色を満喫しました。秋に関空から札幌に飛んだときは余り感じなかったのですが、太平洋上を飛んだせいでしょう。
                               
 大会は極寒の地。地元の人も我々を気の毒がってくれましたが、とにかく寒かった。名寄市長も挨拶の中で、少しは寒さを体験して貰うのも良いかと思っていたが、毎日零下20℃になるとは思わなかったとおっしゃっておられたくらい。一番寒い朝は、ジャンプ台の所でー30℃だったとか。何しろ名寄の最低気温は1931年1月に記録したー38、5℃と言うのですから、日中でもー5℃位から気温が上がらず、雪が降らず快晴続きで余計に寒かった様です。各地に低温注意報が出ておりました。非常に綺麗な雪が一面に1m以上も有って、2月になって全く降って無いというのが信じられない様な、見事な雪景色でした。

 大会は連日快晴に恵まれ、これも私のこれまでに参加した21度の大会で、おそらく初めてでしょう。一番のハイライトは、成年女子Aのクロスカントリー競技で、江村恵選手が優勝した事でしょうか。彼女は残念ながら昨年春、龍谷大学を卒業し北方自衛隊・冬季戦技教育隊に入隊。今年は北海道からの参加なのです。電子メールで京都に知らせると、昨年までずーと京都から出ていたために、今年も京都から出場していると思って大喜びした関係者もおりました。
 昨年夏のJOCとの個別折衝の折り、自衛隊のバイアスロンチーム監督で、アジア大会の監督だった小舘さんには聞いていたのですが、江村選手はバイアスロンをやっているとのこと。しかし成績は上がらないし第一スキーの実力に問題があると聞かされて居ただけに、その後の彼女の努力をたたえてやりました。

バイアスロン競技では京都勢が大活躍。リレーが2位。1位は北海道でアジア大会の金メダルチーム。彼らは冬季戦技教育隊のプロ。片や我が京都チームは、ユニバーシアード日本代表チームとは言え、大学生のアマチュア選手団。良く2位に入ってくれたと思います。北海道がワールドカップに転戦する金メダルチームを、呼び戻して国体に出したと言うのは、昨年の京都の優勝を意識しての事でしょう。
 個人成績も参加選手全員が入賞。リレーのラップを個人表彰するのですが、1〜3位は北海道のプロ。4位:中井、5位:内田、7位:道上と京都勢でした。午後に行われた個人スプリントでは、1位が大阪の松岡で、彼は一緒にユニバーシアードに参加した大学生。2位:小西、3位:白井と京都勢が占め、関西が上位を独占しました。試合は見に行けませんでしたが、夜6時から行われた表彰式に参加してきました。

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