コシヒカリ便り                   2004年1月

  大晦日は遅くまで雨が降っていたのに、暖かくて素晴らしく気分の良い元旦になりました。年始回りに出かけるのも如何にも新年と言う気分で、暖冬も悪くないなと思っていたのですが、13日から下り坂になって降り出した雪が一晩で40pほど積もり、肥料を入れている大きな方のハウスのシートが部分的に裂けてしまい、慌てて対策に走り回りました。昨年農機具を入れている小さい方のシートハウスが裂けた時は、やっぱり冬が越せなかったかと思ったものですが、今回はまだ大丈夫しっかりしていると思っていただけに意外な気がしました。

  秋にはまだまだと見えても、寒さで硬化したシートは予想以上に脆かったのです。破れた部分はハウスの南側。普通なら天候が回復すれば、太陽の当たる南側の雪が先に落ちるのですが、たるんでしまったシートからはなかなか滑り落ちず、古い籾の乾燥機用のバーナーを持ち込んで、中から暖める作戦を採っても北側の雪が先に融ける始末。それでも何とかブルーシートを張って一時しのぎをし、注文した新しいシートの到着を待って居る所です。雪の「木戸花荘」

  基本的には暖冬なのでしょうが、寒波の襲来が有ると雪は降ります。23〜25日、長野県岩岳スキー場で行われる京都府スキー選手権・国体予選に役員として参加するため、スキー連盟会長の田中先生と出かけました。折角だから1日早く出て22日には白馬乗鞍の「木戸花荘」に泊まり、奥さんの愛子さんには大会の終わるまで待っていて貰って、会長と私だけが23日岩岳に移動しようという予定でした。

  22日、快晴に恵まれ暖かくて絶好のドライブ日和。朝9時に出発し10時前に敦賀インターから北陸自動車道。段々と曇ってきて福井の辺りから雪もちらちら。そして渋滞が始まりました。加賀〜片山津間事故通行止めの表示にも、まあ仕方ないなと思っていたのですが、加賀インターで下ろされると下は大雪。国道8号線に出るのに随分待たされ、ようやく昼に片山津温泉の町に入ったものの、猛吹雪の新雪の中を苦労してインターまで行くと富山まで通行止め。そんな表示は出てなかったがと文句を言っても始まらず、遅めの昼食をとって引き返し始めたのが3時。運悪く大型トレーラーの後ろに入り、のろのろと時速20qで丸岡まで走り、ようやく交差点で無理をして追い抜き、福井インターにたどり着いた時は午後8時を回っていました。

岩岳スキー場・かもしかゲレンデ  横風が強く時には視界が無くなって仕舞う程で、それでも南の方に戻るのだから雪は少なくなって行き、問題は関ヶ原付近と覚悟をして走ったのですが、此処は大丈夫。安心したのが悪かったのか養老の辺りから渋滞が始まり、大垣付近を時速20qで走行すること1時間。ようやく一宮まで来てはじめて、中央自動車道は小牧〜中津川間が雪の為通行止めと判りました。既に夜中の11時。昼食時以外は車の中で運転は既に13時間。しばらく待っても開通の見込みが無く、尾張一宮のサービスエリアで車中泊となりました。

  結局夜が明けても中央道は開通せず、国道153号を通って午後3時に白馬乗鞍へ。岩岳に引き返して開会式には何とか間に合いましたが、午後1時の役員集合には約半数しか集まらなかった様で、大変なスキー行でした。幸いそれ以上荒れることなく、無事大会が終了したのが不思議な程でした。

  大会では公式成績表をホームページに公開する役目を担当していましたが、参加チームに配布する為にコピーをしていた手間が省け、事務経費もかからずに済んで大成功でした。写真集も載せていますので、連盟のサイトへのアクセスが急増しています。
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