平成14年3月

  3月1日、昨年米国に送り出した農業研修生の内、1年制のグループが帰って来るので成田まで出迎えに行ってきました。とにかく仲の良いグループだったのですが、これは1年経っても変わらず全員ニコニコとして元気に帰国しました。中でも女子研修生は充実した研修振りだったようで、この後に8日から始めた米国2年制・6月出発組の2次講習には、8人の内6人まで顔を出してくれました。最初から最後まで居たのが2名。英語の講義を受け持ってくれたり、個人面接をしてくれたりで大助かりでした。
帰国した研修生達に囲まれて
  中には帰国後家には帰らず、そのまま友人宅を回って講習に来た者も2名おり、アメリカの話が一杯聞けて楽しい一時でした。

  この海外派遣農業研修の和歌山での講習も、今年でお仕舞いになります。海外研修に参加する研修生の応募が年々少なくなり、今年は遂に63名と我々が行った頃の1/3にまで落ち込んでしまいました。当初は十和田(後に秋田に移転)・長野(小諸・山梨・八ヶ岳と変遷)・三重(現在は和歌山)・松山・鹿児島(現在は大分・湯布院)と5ヶ所で行っていたのですが、応募者が減るに従って松山・秋田を減らし、遂に今年で長野と和歌山も閉鎖です。

  昭和44年、米国での2年間の農業研修を終えて帰国。以来47年までは講習助手を務め48年から講習所長をしてきましたが、足かけ35年間の講習担当者としての生活を、これで終える事になりました。

  和歌山講習も昭和54年以来、25年の歴史を閉じる事になり、最後になるからと和歌山県のOB会で、講習終了日に合わせてバーベキュー大会を計画してくれました。和歌山のOB達が家族共々集まってくれ、近隣の府県から講習助手を初め特に講習に縁の深かったOB達が参加し、総勢80名ほどの懐かしい面々との再会になりました。OB達は殆どが農家なので、トマト・イチゴ・ミカン・牛乳・卵・花束・など、それぞれがお土産に持ってきてくれ、幹事は精肉店を経営するOBの店から、40sの肉を仕入れたそうです。
25年間苦楽を共にした、大勢の仲間達とその家族です
 天候不順に振り回されながら、ぼちぼちと農作業も始まりました。昨年の反省から今年こそ…と、例年になく意気込んでいるのですが。

                     
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