平成16年4月

やって見ると案ずるより…でしたが  正月明けの思わぬ大雪でシートハウスが破れて慌てましたが、天気が定まって風邪の無い日を選んで掛け替えました。昨年は農機具を入れている小さい方のハウスの修理に、古いシートを全部剥がしてやり直したら、ハウスのパイプとパイプの間にシートが食い込み、トラクターで引っ張っても動かず難儀しましたので、今回は古いシートの上に2重掛けにしています。

  シートの重量が半端じゃ無く、100sは優に超えますので大仕事でしたが、佐千夫が何日か掛かって回りに溝を掘り、シートの裾を埋めてくれて完成しました。これで何年保ってくれるかですが、しばらくは雪の心配が無くなりました。
伊勢の太神楽
  天気予報を見ながら25日に山田錦の種蒔きをしました。例年の様にマキノ町の吉原紘二さん宅で、吉田酒造専務の肇君と4人掛かりでほぼ1日仕事でした。

  午前中、25sの種籾を274枚の苗箱に蒔き、午後に田へ持って行って設置するのですが、丁度種まきの真っ最中に伊勢の「太神楽」一行が来訪。

  本来ならもっと丁寧に応対されるのでしょうがこの日ばかりはそうもいかず、私だけがちょっとサボって写真を写しました。何組か回って来られますが、関西に春の訪れを告げる風物詩です。
吉原さん夫婦と吉田酒造の肇君
  毎年は軽トラックから一旦苗箱を下ろして道路の法面に並べ、更にそこから手渡ししていたのを、今年は知り合いの農家から借りたベンリーカーを使ってみました。しかもこのベンリーカーに苗箱を載せる段になって突然吉原さんが思い出し、軽トラックの荷台から梯子形の苗箱滑り台を使ってみました。

  これ実は、もう何年も前に私が鉄骨を溶接して作り、吉原さんに進呈していてすっかり忘れていた物です。元々は道路から田植機に苗箱を渡す時に使おうと思って作った物なのですが。2度手間な様な気もしましたが労力的には例年より遙かに楽で、これなら来年はもう一工夫してやろうと今から考えています。

  施肥田植機で肥料を落としながら田植えが出来るようになり、肥料の配達は田植えの寸前が農家にとっては都合が良くなって、連休前後が一番忙しくなります。それが一段落すると我が家の稲作が始まるのですが。苗代が5月上旬で田植えが6月上旬〜中旬の予定。天候に恵まれ美味しい米が稔る事を願っています。

inserted by FC2 system