平成8年 1996年 6月
  田植えが終わって残った苗を持ってきて下さった得意先の農家があり、その苗で20日から田植えを始め、26日こは皆で洒米用の山田錦を5反半植えました。秋に収穫をしマキノ町海津の吉田酒造で、大吟醸の銘酒「鳰竹生嶋」になる予定です。実はこれ、吉田酒造の息子の肇君というのが中学3年生の頃の私の教え子で、(大学を卒業後臨時講師として合計4年半、郡内あちこちの小学校・中学校・高校で先生をしていました。)親父さんの茂芳先生は京都の龍谷大学の教授で副学長。私の高校3年生の時のくらす担任。そんな訳で肇君からの電話で、酒の飲めない私が一口乗った訳です。造り酒屋と酒の小売屋さん、京都都の飲み屋さん何軒かにそこのお客さんまで含めて、20〜30人位で、米から作って酒まで仕込もうという試みなのです。絶対に旨い酒ができる筈、なのですがねえ。
  27日から自分の田で本格的に田植えをし、6月4日に終了。農作業と言っても農業機械の運転が仕事のほとんど。背中の張りがり酷くなり寝付け無い位の日もありましたが、例年に無く穏やかな天候に恵まれ、専門学校を卒業した息子の手伝いもあって、なかなか楽しい田植えでした。百姓仕事は、体力と天候との勝負なのです。
  6月上旬が比較的低温で稲の成育が遅れたものの、下旬からようやく平年並に追い付いて来たようです。我が家の稲もやはり日照不足と低温がこたえてやや軟弱ながら、コシヒカリもヒトメボレも共にまずまずの生育ぶりです。
  

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