「コシヒカリ便り」        平成9年 1997年 12月
  来年3月からハワイへ1年間、6月からアメリカ本土に2年間、農業研修に派遣する派米農業研修生の講習を手伝いに、和歌山の潮岬青年の家に4日間行って来ました。
  昨年までは和歌山県でも北東部の、かつらぎ町でやっていましたが、今年から本州最南端の地に移り、車で行くのに7時間位と大部遠くなりました。昨年まで17年間、30人から40人の若い研修生を先導して、往復45km程の高野山登山をしてきましたが、今年は近くに適当な距離の山がなく、5kmほど歩いて串本の駅まで行き電車に1時間乗って、那智の駅から那智の滝、青岸渡寺まで約8km。更に裏山の阿弥陀寺を回る6kmのコ一一スを設定。結局帰り道を入れると32km程で、平地が多い分楽なコースでしたが、串本の駅に着いたのが4時半で既に薄暗く、おまけに雨まで降って来て大変でした。例によって帰り道は皆で走ります。若いOBの中にはこれを楽しみに参加する者もいて、鳥取からわざわざやって来て3連勝して帰った者もおります。私は、上りは毎年案内人の責任で先頭を歩くのですが、帰り道のマラソンの部分は勘弁してもらって、ゆっくり走っています。
  昨年の11月から、息子が事故で潰したロデオ(左の写真)の代わりに乗っている、パジェロ・トラックと呼んでいる車で行きました。埼玉の講習に行った時には非常に調子が良かったのですが、潮岬の灯台までの道でカン拾いをすると言うので、研修生を乗せて走っていてどうも走らないなあと気はついていました。帰り道も、何となく滑っているなあ、帰ったら直さんとスキーの試合に行くのが辛いかなあ、位に考えていましたが、何と高速道路を降りた途端に調子がガクンと落ちて、だましだまし運転の甲斐も無くストップ。幸い元の持ち主の自動車屋さんが家にいてくれ、台車で引取りに来てくれて助かりました。
 ポンコツ・パジェロは現在走行17万キロ。でも、エンジンは昔パリ〜ダカールラリ一に出場したのと同型の、スタリオンの2600ccの物に積み替えてあり、足回りも強化して有ってハンドルもイタリア製。更に今年の1月には廃車する同じ型の車から、ドアやバンパー・ヘッドライトにフロントグリルと使える部品を全部貰って、2日がかリで改造したものでおいそれとは捨てられないのですが。結局焼いてしまったクラッチを交換し、ついでに穴のあいていたマフラーも交換して、当分の問は乗る事にしました。
  北欧にスキーの合宿にコーチとして行っている友人から、向こうも雪が無いと言う便りが届きました。オリンピックが心配です。

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