平成10年 1998年 4月
 天候不順は相変らずで、桜の開花も例年より早く、ここ2.3日の雨で散り始めました。晴天の日が続くと農作業がはかどります。大雨が続くと田が乾くのに日数がかかるため、天気予報で荒れ模様と分かったので、肥料の配達を済ませてから夜なべ仕事にトラクターで田を起こして回って、見事に風邪をひきました。秋の内に畝にしてあったので乾きは良かったのですが、冬に雪が無かったせいもあり草が多く、早目にもう一度耕しておきたかったのです。
 苗代作りには人手が要ります。苗箱に土を入れ散水し種を撒き、そして覆土をして準備完了。苗床に並べるのですが、3人いないと出来ない作業がいくつかあり、一番下の息子が金沢で下宿生活を始めるのでその前に手伝わせて、例年よりも少し早目に終わりました。幸い順調に発芽していますので、この調子で行けば5月10日ごろから、「ひとめぼれ」の田植えが出来そうです。
 今年は「コシヒカリ」の種子を15kg、を「ひとめぼれ」と酒米「山田錦」を10kg準備。「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」は我が家で、30cm x60cmの育苗箱に40g蒔き、「山田錦」はマキノ町の吉原さんの家で、箱に80g蒔きました。「山田錦」の種子は全部使いましたが、「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」は大部余りました。これで「コシヒカリ」を1町歩・「ひどめぼれ」と「山田錦」はそれぞれ5反分の苗が出来ます。
  昨年の「山田錦」は、一昨年よりも大部品質が良かったかで、マキノ町の吉田酒造で出来上がったお酒の品質も昨年よりうんと良かったらしく、新に「花嵐」というブランドで売り出されています。昨年のブランド「雪花」もありますが、原料米が徳島県産の「山田錦」だとかで、ます徳島には勝ったかと喜んでいます。実はその分、値段の方も上がっていましたが。
  2月に岩手県の安代町で行われたスキーの国体に行くのに、せっかく車で行くのだからと吉田酒造さんに寄ったら、奥さんが新酒が出来ていますと言われ買って行きました。甘党の私も少し飲んだのですが、昨年産の「雪花」とは大部味わいが違いましたので、まあそんな物かと思っていたのですが。肇君の話では、せっかく良い酒が出来たので、新プランドを作ったとの事でした。
  これが工ル二ー二ヨ現象によるものかどうかは分かリませんが、今年のネズミの繁殖は異常に多いように思われます。例年冬になると家の中に入って来ますが、昨年は秋頃から被害が目立ち始め、暖かくなっても戸外に出ていかない様です。おまけにイタチまでどこかに住み着いていて、文字通り天井までイタチゴツコをしています。昨年カエルが異常に繁殖したことなとも思いだして、何となく嫌な予感もしているのですが。
 
 

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