「今年の稲作-2013    http://www.eonet.ne.jp/~fshirai/
 
 お得意先の兼業農家で苗作りを失敗された方があり、同じくお得意先の大型専業農家に残った苗を譲って貰ったのですが、それでもまだ余る程だったので我が家でも植える事にしました。 お陰で今年の田植えは例年より10日余りも早く、5月末からスタート。7月11日まで掛かって無事に終了しました。我が家の田植えが遅いのは、レンゲの花が終わり種が載って、全体がほぼ枯れるのを待っているためなのですが、元々我が家では6月中旬から田植えを始める事で、出穂が8月中旬になり稲刈りは9月下旬に始まるようにして、真夏の猛暑の影響を少しでも避けようとしているからでもあります。
 6月中旬には周辺の田植えはとっくに終わっていて、もし田植えをして泥の付いたトラクターや田植機を移動すれば、道路に落ちた泥は我が家のものと簡単に特定されます。それでなくても市街地にある圃場が多いので、代掻きや田植えが終わる度に使った農業機械や道路までエンジンポンプで洗うため、忙しい農繁期にはこの手間は馬鹿になりません。
 冬に雪が降らず春先にも雨が少なかったので、5月末から2日おきに給水制限が始まりました。8月は例年以上の猛暑で、出穂期を迎えた稲でも思い通りに水が入れられ無かった田もありました。その反動のように8月末から雨が降り続き、9月・10月には大雨を伴う台風が何度も襲来。9月16日の台風18号では市内南部を流れる鴨川が決壊し、幸い我が家の圃場は無事でしたが周辺では、家屋は床上浸水し圃場には土砂が流れ込んで、大きな被害が出ました。
 例年に無く早く植えた2枚の田は、9月10日から稲刈りを始めたので稲は非常に綺麗だったのですが、台風の後で刈り始めた田は大なり小なり影響を受け、部分的とは言え倒伏した稲も多く、刈り取りにも時間が掛かったうえ品質を落として仕舞いました。しかし倒伏を避けられた稲は黄金色に輝き、毎年の事ですが稲刈りをしながら何枚も写真を撮って、ブログやHPにアップしています。
inserted by FC2 system