「今年の稲作-2018」-1  http://kajiyamura.jp/
 
 毎年我が家の米作りは圃場の畔塗から始まるのですが、田植えを始めるのは6月中旬。畦は出来るだけ遅く塗った方が崩れにくい事もあり、一気に全部の田の畔を塗る分けでは無いので、遅くなった田では既に隣で田植えが済んでいたりします。
 今年は5月4日の田中神社例大祭で、南市区から出る傘鉾巡行に我が家から傘鉾が出ることになり、母が結婚衣装に持ってきた打掛や長襦袢を準備。  80年前の衣装は長年虫干しさえもせず、蔵の二階の長持の底に眠っていたため生地も糸も弱っていて、友人の奥さんにも手伝って貰いながら、美代が何日も掛けて補強してくれました。    3日の午前中南市区会議所で、打掛・黒留袖・長襦袢を傘鉾に被せ、その上に帯を3本載せた傘鉾が出来上がり、午後から宵宮渡しで南市区内を一巡。4日の例大祭も好天に恵まれ、宵宮渡しに引き続いて私も傘警護の役目で傘鉾の前を歩き、無事にお祭りを終える事が出来ました。
 例年通り、5月の連休明けに苗代を作り始めたのですが、田植えに1ヶ月位掛かるので、毎週1岸くらいのペースで7岸を作ます。「コシヒカリ」「こしいぶき」「滋賀羽二重糯」「秋の詩」の4品種で、それぞれの苗床には150枚・6反分の苗箱を並べてあります。予備も含めて7岸の苗床全部で、4町歩分余りの苗になります。
 5月中旬から順次荒起こし。例年ならレンゲの花が済んで、種が黒くなり茎や葉も枯れるのを待って始めるのですが、このやり方だとどうしても田植えが遅れるので、今年はレンゲの少ない圃場から少し早めに土造り用の耕土培養資材を撒き、パワーディスクで天地返しを始めました。土造り資材を撒くのに長年ライムソワーを使っていたのですが、今年はブロードキャスターを手に入れました。仕事の効率から言えば、何倍も早くて体も楽。パワーディスクで起こした後もう1度ドライブハローで砕土するのですが、手順を省いていきなりロータリーで起こすと、レンゲが上手く鋤き込め無いので、二度手間ですが大事な作業になります。
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