「今年の稲作-2018」-2  http://kajiyamura.jp/
 
 田植えは例年通り、苗が十分に大きくなるのを待って6月中旬から。代掻きと田植えを交互に3〜6反歩位を処理します。佐千夫が春先から逆流性食道炎で仕事が出来ず、今年から小作を頼まれた圃場が1枚増えた事もあり、幸い天気は悪くなかったのですが苗代仕舞いは例年になく遅れて、7月26日。1ヶ月半掛かって仕舞いました。
 田植えが終わると畔草刈りをし、歩き易くしておいてから調節肥を撒きます。8月中旬には早生品種のコシヒカリが出穂を始めるので、葉色を見ながら穂肥を入れていくのですが、8月11日に突然小便が出なくなり、土曜日だったので高島市民病院で救急治療を受けました。
 導尿カテーテルを付けたままでは仕事はし難いし、御盆のお寺参りも具合悪いなあと思っていたのですが、幸い14日には採尿バッグを取りはずし、夜だけ使うようになり助かりました。導尿カテーテルも採尿バッグも1週間で外れ、その後は投薬治療になって順調に回復しています。    24日、紀伊水道から若狭湾に抜けるコースで台風20号が通過。高島市は進路の右側に当たるため非常に強い東風が吹き、昨年の台風被害から仮復旧中の農機ハウスで、シートを飛ばされて仕舞いました。幸い穂が出たばかりのコシヒカリはそれ程倒される事も無かったのですが、追い打ちを掛ける様に9月4日に台風21号が、20号と余り変わらないコースを通って猛烈な風雨をもたらし、彼方此方で大きな被害を出しました。
 我家も何枚か屋根瓦がズレたり飛んだりし、佐千夫の部屋では窓ガラスが3枚割れ、住友肥料のプラスチック製の電飾看板がバラバラに壊れました。幸いいずれも自分で直せる程度の被害なんで、時間を見てボチボチ修復しています。
 9月18日には、毎年頼まれているお得意先農家の、3枚で2反歩のコシヒカリを刈り取り。これが我が家のコンバインの試運転になるのですが、今年は8月の末から雨ばかりで殆ど晴れる日が無かったので、我家でも19日に急遽コシヒカリを1枚刈り取りました。          まだ田面が完全には乾いていない圃場で、コケヒカリと言うよりネタヒカリ状態のコシヒカリを刈り取っていると、中には株ごと引き抜けてきて刈り取り部に詰まる事もあります。
 30日には台風24号が和歌山から愛知に抜け、かなり離れた日本海上を通ったとはいえ6日には台風25号が襲来。時折降る雨は半端ない量なのですが、この時期になると稲が水を吸い上げなくなり、気温も低いのでなかなか田面が乾かず、秋晴れを鶴首して待っている所です。
inserted by FC2 system