池田OBの墓参




2010/9/4(土)
 派米農業研修11回・12回生合同同期会を終えて、11回生達は明くる日、和歌山から30分ほど南の広川町へ、同期の池田義弘君のお墓参りに出掛けました。Hopeと呼ばれ人一倍の元気者だった池田君が山道で作業中に転落し、運転していたユンボの下敷きになって亡くなったのは、平成5年11月13日。秋も深まったこの時期にしては、良く晴れて日差しが強く暑いような日に、葬儀が行われたのを覚えています。






 池田君の奥さんと3人の娘さん・お孫さん
  昭和50年の秋、海外派遣農業研修・三重講習所で行われた渡航前講習には、(社)農業研修生派米協会から木嶋春雄先生が事業説明に来られました。講習を行ったのは三重県農業大学校ですが、我々講師は学生寮の二階の和室に寝起きしていました。
  毎晩の様に講師室に現れ、コーヒーを飲んでひとしきり喋って帰るのが池田君の日課。勿論こんな研修生は、2千人を遙かに超える研修生の講習を担当しましたが、後にも先にも彼以外にはおりません。
  木嶋先生が来られた夜もコーヒーを飲みに来て、その夜は木嶋先生に滔々と自説を述べました。「子供は親の形勢を見て、弱い方の味方をするように生まれてくる。父親が母親より弱かったら、父親を助けるべく男の子が生まれ、母親の方が弱い場合には女の子が生まれる」と。木嶋先生が半ば呆れ半ば感心して聞いておられたのを、懐かしく思い出します。この時池田君は弱冠20才。木嶋先生は多分50才代で私が33の時でした。 池田君の3人の娘さんを見ていると、彼が自ら自説を実証したと言えるようですね。













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