高野山 参拝登山               2002/11/23
  高野山参拝登山は、和歌山講習・最大最高の行事。今年は11月23日。一緒に歩いたり車で回り道をして休憩地点に食料を運んでくれたりする、大勢の研修生OBの協力を得て行いました。例年より寒かったものの天候に恵まれ、朝6時かつらぎ町の「紀北青少年の家」を出発。九度山町の慈尊院まで40分。ここで朝食を兼ねた休憩。ここから高野山・根本大塔まで180町の「町石道」を歩きます。

  慈尊院から天野の丹生都比売神社を経由し、花坂を通って5時間。大門に12時到着を目標に歩き続けます。その間2ヶ所で休憩を兼ねて食事。上の写真は高野山・大門の手前の急坂。此処を登り切ると一応のゴールとなる大門が、道路を挟んで向かいに聳えています。時計を見ながら時間調整をして先導しますが、昨年は予定より少し遅れました。すぐ下の写真3枚が大門、更に下の写真3枚が「町石道」の始まる根本大塔です。



「花 菱」の精進料理
  昭和55年の米2・16回研修生の講習から、この行事を始めました。最初は「青年の家」の規則もあり、時間的な制約から片道だけでしたが、段々と中身が濃くなっています。近年は、登り道の約30qは私が先導して歩きますが、帰り道の21.5qは全員が走って帰ります。私は救護を兼ねて先に車で下り、何度もコースを巡回して安全確保に留意しています。右の写真は昼食。例年「大明王院」や「花菱」にお願いしています。今年は「花菱」の精進料理でした。






帰り道はマラソンで
  帰り道のスタート地点は高野山・奥の院の駐車場。「紀北青少年の家」まで21.5qの山道を、足を痛めたり途中の山道で真っ暗になってしまったり、理由は色々ですが私の救護車に乗った者が7名。女子5名を含む合計36名が完走し、13時間掛かりの行事が無事終わりました。





  往復50qを超える高野山参拝登山。男女を問わず涙を流しながら、「青少年の家」への最後の坂を登ってくる研修生達。遅くなった仲間を迎えに再度坂道を下りる先頭グループ。上の写真を撮った直後、いきなり研修生達にデジカメを取り上げられ、胴上げされてしまいました。 私は最前列の右端、帽子を前後ろ逆にかぶって立っているのがそうです。
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