眞光寺の鐘楼










  眞光寺の山門が南側に傾いていて修復を検討している時、下見に来てくれた大工の大村棟梁がとんでも無い事を言い出しました。全体が捻っていてこのままでは鐘を搗くのは危険。山門より鐘楼の修復が先だと。平成10年の事です。
  言われて初めて気が付いたのですが、鐘楼全体が右回りに捻っていて、木部には無数の虫の穴があり、石垣も弛んで所々飛び出していました。取り敢えずこれ以上酷くならないように応急の補強工事をしましたが、以来大晦日にも除夜の鐘を搗いておりません。
 檀家の方々にご無理をお願いし御寄付を頂いて、いよいよ鐘楼の新築工事に取り掛かる段取りになりました。このページは鐘楼の現状をアップしたものです。
  浄土真宗本願寺派 常照山眞光寺
  山門は平成11年、匠・大村工務店の大村正寛棟梁の手で修復されました。
 
  鐘楼の北面
 鐘楼の脚柱は、東側(写真では左側)では上が、西側(右側)では下側が開いて見えます。鐘楼全体が右回りに捻っていて、左手前の脚柱がほとんど直立し、右手前の脚柱が左へ傾きすぎているためなのです。
 
  鐘楼の東面
 この角度からだと、向こう側の脚柱が左右いずれも、右に傾き過ぎているのが分かります。
 
  鐘楼の南面
 こちらから見ると、北側(写真奥)の脚柱は2本とも、東側(写真では右)へ傾いています。
 
  鐘楼の南面
 















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