鐘楼の建立
         









  眞光寺の鐘楼が老朽化し、四柱が捻っていて鐘を搗くのも危ない状態で、10年が経過しました。檀家の方々にご寄付をお願いし、ようやくこのほど金剛組の手で新築工事が始まることになりました。完成予定は8月ですが、工事の経過を写真集にして、関係者の方々にご覧頂けるようにしています。
  鐘楼の解体から基壇の改修工事までを、「鐘楼の建立 」に組んでいます。鐘楼の組上げは「鐘 楼 の 組上げ」をご覧ください。
2009/4/5 (日)
  鐘楼の解体を前に、遷座の法要が執り行われました。


2009/4/16 (木)
  15日から準備が始まり、16日から本格的に鐘楼の解体工事が始まりました。



2009/4/17 (金)
  野地板が取り除かれ垂木をチェーンソーで切断してから、棟木に吊り下げられたまま梵鐘が降ろされた後、鐘楼が解体されました。欅の柱はあとで数珠に加工してもらい、檀家の皆さんにお配りする予定です。













2009/4/19 (日)
 眞光寺役員・金剛組担当者が出席し、鐘楼の起工式が執り行われました。古い鐘楼は伝承では220年前の建立とされていましたが、解体された鐘楼の屋根瓦には、享保8年の年号があり、約280年前の建立と判明しました。瓦には枩本村住人・井上某とか藤原某とか彫り込んでありました。もう少し詳しく調べられると良いのですが。










 左の瓦には、 癸享保八年卯九月吉日 江州松本住人瓦師 藤原朝遍? 井上右左エ門とあり、右の瓦には枩本村住人 瓦師 井上七左衛門とあります。琵琶湖対岸の近江八幡のものかと思っています。

2009/4/23 (木)
 鐘楼の基壇の修理が始まりました。西側は比較的傷んでないのですが、東側などは石がかなり凸凹になっています。下部はそれ程傷んでないので、修理の必要な部分の石を外して積み直し、裏込めにコンクリートを入れて修復しています。ガムテープを貼って番号がふってある石が、修理対象の様です。




2009/4/24 (金)
 鐘楼の基壇の南側には石段があります。実は此処の傷みが一番酷いのですが、基壇南側の石積みを直すのに併せて、石段の解体が始まりました。





2009/4/30 (木)
 新しい石段の工事が始まりました。今度の石段は、幅も踏代も広くなる予定です。






2009/5/1 (金)
 基壇の上部を水平にする工事が行われていました。基壇が全体に北と西の方に沈んでいた様です。







2009/5/2 (土)





2009/5/3 (日)
 石段の修復工事が本格化しました。元の石段より2割くらい広くなりそうです。


2009/5/10 (日)

2009/5/11 (月)

2009/5/12 (火)
  基壇の改修工事がほぼ完了し、石段の最上部には新しい石が敷き詰められました。大晦日、除夜の鐘を撞く深夜には、転落など危険防止のため臨時に手摺りが付けられるよう、段石に穴を開けて貰ってあります。






2009/5/14 (木)
  基壇の石段も完成し上部の内側にメッシュの鉄筋を入れ、コンクリートを打つ工事が始まりました。





2009/5/15 (金)
  昨日の午後にコンクリート打ちが終わっていました。縁石にアンカーボルトを入れ、鉄筋を溶接して固定するのかと思っていましたが、どうやらそのままだった様です。



2009/5/19 (火)
  今度の鐘楼の柱は、従来の様な丸では無くて四角になります。従って柱の下の礎石も四角い物に変わりました。


 



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