大峰山参拝 平成16年

  8月21・22日、大峰山に参拝しました。昨年同様の顔ぶれに2年ぶりに参加の甥が加わったので、姉の義弟に当たる私と同年の萬木寛さんと、萬木綱孝・綱次・松山聡一郎の甥3人、計5人のお山でした。今年は中学2年生で初めて大峰山に新客として登ってから、50年目に当たります。学生時代やアメリカ研修中など10回余りは抜けていますが、それでも40回近くはお山に登っていることになり、ちょっとした感慨を覚えています。
 お世話になる宿は昔から「光緑園・西清」旅館。地元・洞川では「清五郎」と呼ばれていますが、当時と外観は変わらないものの、玄関先やお風呂などの内装は、近年すっかり新しくなりました。
 手入れの行き届いた素晴らしいお庭や数々の盆栽には、いつもながら目を奪われます。


玄関を入ると 右手に帳場





高円宮憲仁親王お手植えの松



松山聡一郎君・萬木寛さん 萬木綱孝君・綱次君


松谷清造本舗
  最近は林間学校で来ていた小・中学校が少なくなって、一般のお客さんも参拝客も減り気味でしたが、世界遺産に登録されたのがきっかけになって、見直されたようです。洞川でもお山でも、例年の3倍くらいの人に出会いました。


此処まで1時間半。「お助け水」

更に半時間で茶店に到着


  陀羅尼助の「松谷清造本舗」が、洞辻に出しておられる茶店。近年はここでお弁当を食べてからお山に向かいます。
  大阪府警を退職された松谷さんの弟さんが、此処におられます。洞川のお店とは無線でつながっています。
 「鐘掛け」の行場。下から和歌山から来られたこの人達を見ていたのですが、甥の綱次君が、足の配りが違うので危ないと言うので、初めての子供さんも何人かおられたため、急遽私が追い抜いて先行し、岩場を登るお手伝いをしました。
竹林院の前で

「西の覗」の行場

ヤマユリ

トリカブト



 
帰り道、お土産に「陀羅尼助」を買いに寄る「松谷清造本舗」では、昨年家を新築されました。
  昨年はデジカメの充電器を忘れて電池切れで、おじさんと一緒に写真を写すことが出来なかったのですが、今年は夏前に肺炎で亡くなったとご連絡を頂き、よけいに残念な気がしました。
  永年お店に立ち寄ってお茶をよばれ、金平糖や葛湯を出して頂いてお話をするのが楽しみでした。
  20年ほど前、父・佐吉が永年お参りしている事を話すと、是非にと薦めて手続きをして下さり、大峰修行の「大先達」の免状を頂きました。その時私も「小先達」を頂いたのですが、先年更に「大先達」の免状も申請してもらい、大本山・龍泉寺から免状を頂きました。
  今年は一緒に写真を撮って、此処にご紹介したかったのですが。

 大峰・吉野と参詣道が世界遺産に登録されたのを記念して、吉野の蔵王堂では秘仏の蔵王大権現がご開帳されているとの事で、洞川から回ってお参りしてきました。勿論堂内や蔵王大権現は撮影禁止。この一番下の蔵王大権現の写真は、甥の綱次君がパンフレットをスキャナーで読んで、プリントしてくれたものをもう一度スキャナーで読み込んだものです。
東大寺大仏殿に次ぐ世界第2位の木造建築。圧倒されるような大きさでした。


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