山林の手入れ









2006/11/5
 田中神社所有山林の手入れを毎年秋に、神社役員全員が出て行っています。今年は11月5日(日)、天王山の檜にテープを巻く作業を行いました。一巻き500mのPPテープを1人2巻ずつ持って、鹿や熊の食害から植林した檜の表皮を護るため、木の根本からそれぞれ顔の辺りまで巻きます。
 午前八時に集合し説明を聞いてから山に登り、社寺建築・匠の大村棟梁が出す、どの木に巻くべきかの指示を聞いて、役員がどんどん巻いてゆきます。準備したテープが無くなった所で作業終了。昼食をはさんで一時半まで作業をしました。
 至る所にこのような食害の跡が見られます。表皮をこの様に剥ぎ取られると、木材は中がスカスカになってしまって使い物になりません。間伐をし木漏れ日が射すようになると下草が生え、鹿などの動物が食べるエサが出来て食害は少なくなると言うのが、大村棟梁の説明でした。



















 6月4日の山林踏査の折りに、永年にわたって不法占拠されている神社所有の山林を、役員全員で見に行きました。その後田中神社大総代から返還を申し入れ、善処する旨の返答を貰っておりますが、今日現在では何の変化もないどころか、植木の手入れをして出た剪定枝などが、一面に積み上げられておりました。
 田中神社所有地を示す境界杭も埋設しました。この写真にある枯れた木は、往時には去勢時に馬を繋いだものと聞いております。







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