「かじや村便り」   http://kajiyamura.jp/   2015年11月
 
 1日南市区で、第1回「ハローウィン・ザ・南市」が行われました。企画段階から餅搗きをしたいと希望を出し、歩行者天国になった南市の大通りで野外餅搗きをしました。
 ハローウインは仮装して騒ぐお祭りだ!と勘違いしている人が多いので、本来は収穫を祝う宗教的な行事だと分かって貰う意味もあり、皆で相談した結果お餅は全部振舞いで、希望者に自由に食べて頂く事にしました。
 我が家で収穫した滋賀羽二重糯を15kg準備。臼や杵などの道具を軽トラに積んで出掛けたのですが、折角だからテントの中ではなく道路添いの、歩道部分でやろうといういう相棒の賢君の提案で移動。自分で育てた糯米で、臼と杵を使って餅つきをするのは我が家では当たり前の事なのですが、こんな風景は田舎でもとっくに消えていて、大勢の人から見える場所で搗いたので懐かしいと、お配りした5臼分のお餅(大根下ろし・きなこ)と共に大好評でした。来年もやります! 
 中生品種のこしいぶきの圃場は10月初めに水戸尻を抜いて排水したのに、殆ど雨が降らなかったのにも関わらず全く水が抜けず、圃場の両側に手溝を切って何とか乾いたと思っていたのですが、4日に稲刈りをしていくと何と圃場の真ん中の方にはまだ水が載っていました。全く理解不能!
 北側(写真奥)を流れている小川の川床が高く、水が浸み込んで来るのは確かですが、これほど酷いのはこの田をお預かりして初めて。稲刈りが終われば、バックホーで小川の川床を下げる工事をする予定ですが、一昨年は煮え込んで後ろからトラクターで引っ張って戻した位なので、これだけぐちゃぐちゃだと今年も難儀しそうです。
 20日、今年で10年目になる酒米の「山田錦」と、初めて作った「玉栄」の検査を受け、野生の鴨に食害された加工米の「ヒノヒカリ」を出荷して、今年の稲作は一段落。
 22日、南市区の惣社神社で新穀感謝祭が執り行われました。神社でお供えに使われるお餅は、我が家から滋賀羽二重糯を持って行って、お菓子屋さんで搗いて貰ったもの。我が家からのお供えは、お祭りの折りには純米酒「かじや村」にするのですが、今回は新穀感謝祭なので真空パック(2kg入り)にした新米二種類にしました。田中神社の新嘗祭も同じお供えをしています。
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